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ボックスアート
愛知 特殊攻撃機 “晴嵐”

イラスト&テキスト by noboru

プラモデルの外箱に描かれたイラスト絵のことです。キット内容説明も兼ねます。塗装の参考に使われたり、スケールモデルなら年代考証の目安にもなったりします。
キットを組立てた写真が使われる場合もあり、この箱絵を見て購入判断にする場合が多いとおもいます。
第二次世界大戦中に3隻、建造された大型潜水艦である伊400級。この潜水艦に収容できる水上機として試作された。昭和18年に1号機“晴嵐”が完成し潜水艦の格納庫に収める為、主翼・水平尾翼・垂直尾翼までも折り畳まれる機構が装備。愛知製“熱田”液冷式倒立Vエンジン・二重隙間式フラップ装備・一段ステップ付フロート装備!後方旋回式機銃・850kg魚雷など!
こうして高性能!攻撃機として開発されたが、作戦行動中に終戦を、むかえ実戦に参加することはなかった。(参考文献:週刊ワールド・エアクラフト)



プラモデル“晴嵐”(組立を終えて塗装を待つ“晴嵐”)
第二次大戦中に潜水艦に収容可能な戦闘機として開発された。
1/48スケールでキット化!組立てキット・デカール付
折り畳み構造パーツ(オプション・別途購入)




ボックスアート界の重鎮である師範のもとでボックスアートの第一人者になるべく、今日も修行を続ける門下生!
今回のボックスアートの採点は如何に!

師範 :「今回は何の機体を描いたのじゃ?」
門下生 :「はい!潜水艦から発進・収納可能な愛知・晴嵐です」

師範 :「全長120mを超える!大型潜水艦・伊400特型潜水艦に収容できる”晴嵐”じゃな!
陸上機に改造された”南山”も製造されたのじゃ」
門下生 :「"彗星"似で機首がスマートなので描いてみました!」

師範 :「液冷式のエンジンを搭載した場合、機首を絞れるのが利点じゃ!
さて本題の箱絵の出来じゃが!では添削じゃー・・・
全体的に箱絵らしい!出来で、まずまずじゃが、海面に対して飛行姿勢がすこし気になる!伊400潜水艦から発進直後の様子だと思うが?墜落しそうな印象があるぞ!」
門下生 :「大胆な飛行姿勢にしてみましたが、すこしやりすぎました!反省してます!」

師範 :「謙虚な態度はよろしい!まだまだ修行が足らんぞ!今回の採点は51点じゃ」
門下生 :「きびしい!がんばります」

師範 :「晴嵐の場合!伊400潜水艦と密接な関係にあるので背景に潜水艦も描くと晴嵐の用途が一目で判断できるぞ!ボックスアートは商品のパーケージではあるが単なる商品カタログではあってはならない!これらも念頭において描くように注意するのじゃ!」
門下生 :「さすが!師範!読みが深いですね!」


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注意:WWⅡ実在機をモチーフにした機体ですが固有の番号数字などは描いていません。
架空のボックスアート道場にて描かれた箱絵で忠実に再現されたイラストではないので御了承ください。
キットモデルもイメージで実際には製造・販売はされていませんので御注意ください。
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使用ソフト
Corel DRAW Graphics Suite & Painter
参考資料
週刊ワールドエアクラフト・No27


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Vol32 2011 August.    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /editor Hiromichi Taguchi 田口博通
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