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レーシングカー  ☆ANDREA DE CESARIS特集☆

by 福田 道章

☆ANDREA DE CESARIS特集☆
1959年生まれ 1980年アルファロメオからF1デビュー
以後「壊し屋」「デ・クラッシャリス」「クラッシュキング」などの異名で
1994年までのべ15年間12チームを渡り歩き
一度も優勝することなく208回の出場を果たした愛すべきF1パイロット。 


◎  ジョーダン191フォード 1991第11戦ベルギーGP  #33 13位 41周リタイヤ
 この週スパ・フランコルシャンを沸かせたのはベルトラン・ガショーの逮捕劇によって急遽ジョーダン入りを果たしたミハエル・シューマッハーだった。いきなり予選7位につけるが、スタート0周でクラッチトラブルのためリタイヤ。その陰でチェザリスは予選11位スタートながらも着々と周回を重ね、気が付けばトラブルを抱えながらトップを走るセナのマクラーレンの半周背後にまで迫っていた。しかしあと3周というところで、エンジンがブローしてマシンは息を絶えてしまう。




タミヤの1/20キットです。丁度コレが走ってから20年の節目の再チャレンジです。
当時 会社のF1好きの先輩に製作を依頼され、それまでそれほど興味はなかったのですが
作ってみるとその魅力に取り憑かれて、以後十年程F1にどっぷり浸かることに。
 キットは内容も申し分なく十数年経てもタミヤのF1キットのベストだとおもいます。
キットのままだと厳密にはどのグランプリ仕様にもなりません。この日のために
温存しておいたアフターマーケットのデカールを使用し、べルギーGPをイメージして
製作しました。外観上 フロントウイングの小翼とリアウイングの一番上がキットと異なるので
フロントは切り欠く様に削りこみ、ガーニーフラップをエバーグリーンのアングルにて再現、
リアウイングは前後の幅を切り詰め、真ん中にもう一枚入れて、3枚にしています。
エンジン周りのディテールアップは自分のスキルと財布と相談して出来る範囲で,というか途中放棄。
モデラーズのプラグコード、ホースジョイント、メッシュホース ヒロのメッシュホース、コネクターセット等を使用しています。コード類は適当にディテールマスターの極細で括ってます。
給油口周りのボルトはボシカのエアバルブ?を植えています。 
 アンダーパネルやエアクリーナーケース、ボーテックスジェネレーター、ブレーキダクト等カーボン地の表現にはモデラーズのカーボンファイバー細目パターン1デカールを貼りクレオスのスモークグレーのてコートしています。
サスアームのプッシュロッドもベルギーGPではどうかわかりませんがカーボン表現してみました。
サスアームはクレオスのメタルカラー ダークアイアンを塗っています。
 エアクリーナーにはフィルターが装着されているようなので、グリーンマックスのコルゲート板より作成し、エヴァピンクを塗りました。アンダートレイの遮熱板はタバコの箱の銀紙(懐。)です。
 コクピットのバスタブは上部を延長してモノコックと隙間が小さくなるようにしました。
シートはベルト表現を削り(意外としんどい)スタジオ27のベルトを装着してみました。
お約束ですが、各部エッジは薄く見える様に削り込みます。

 タイヤはトレッドをペーパーがけしてテンプレートにてロゴを塗装しています。ミラーステーも洋白に
置き換えました。ちなみに手にしたキットが古かったのかあちこち折れまくって、もう一個買う羽目になりました。
 カウルの塗装はクレオスのデイトナグリーンにガイアカラーの純色グリーンを足したのを塗っています。
ブルーはクレオスのインディブルーそのまま。ライトグリーンはデカールを使用しましたがこれは塗ったほうがよかった。ホワイトのピンストは始め塗装しましたが幅を一定にするのが難しく結局デカールを使いました。
今回はデカールの上からクレオスのスーパークリア2を吹きっぱなしにして研ぎ出しはしませんでした。
 リアカウルはどうしても浮いてしまうのであきらめています。いろいろ書きましたが、報われてないなあ。
 資料 大日本絵画 ジョーダン191クローズアップ&ヒストリー
    ニューズ出版 F1全史1991-1995
    GRAND PRIX FASCINATION FORMULA 1
Wikipedia





○  アルファロメオ179 1980 第13戦カナダGP #22  予選8位 決勝8周リタイヤ
記念すべきデビューマシン。
FDS1/43メタルキット。そのまま使えたのはホイールのリムぐらいで
フロントウイング等は自作。リア上部のスリットは大きく開口した後、角洋白で格子を組み
半田を盛って削り倒した記憶があります。ミッションケースもなんかの別売りの流用だったと思います。
スポンサーデカールも当時はMDプリンターも無く流用やプリントゴッゴで自作したりしました。
いずれタメオの新作か1/20で再度作ってみたいです。




○  アルファロメオ182 1982 第6戦モナコGP #22  予選7位 決勝3位
20台中10台がリタイヤする中、終盤一時トップに立つがガス欠のため残り1周でストップ。
HIFI 1/43メタルキット。こちらも大味なキットですが ウイングカーのため
サスアームに気を使わなくてよいので前輪ステアできるような余裕があった様です。
気のせいかデカい様な。




 ○  ミナルディM185Bモトーリ・モデルニ 1986 第3戦サンマリノGP #23 予選23位 決勝20周リタイヤ
 このシーズンは信頼性・競争力に欠けるマシンで完走は1度のみでノーポイントに終わる。
HIFI 1/43メタルキット。これも辛いキットでサスアーム等はメイクアップのエッチングに置き換え。
資料がないのでかなり適当です。




○  ○  リジェJS25ルノー 1985 第1戦 ブラジルGP #25 予選13位 決勝26周リタイヤ
このシーズンは派手なクラッシュによるリタイヤが多く第11戦オランダGPを最後にクビになる。
HIFI 1/43メタルキット。手にしたキットが古くデカールが黄ばんで死んでいましたがそのまま使用。クリアーがけでごらんのような状態。立体物があるだけで満足。



○ ジョーダン194ハート 1994 第4戦 モナコGP #15 予選14位 決勝4位
 欠場となったエディ・アーバインの代走として出場。得意のモナコで4位に好走。
BBR 1/43メタルキット。作りやすいキットだったように記憶しています。
特に手を加えていません。



○  ティレル020Bイルモア 1992 第1戦 南アフリカGP #4 予選10位 決勝41周リタイヤ
 無限ホンダエンジンも失い資金難となったティレル。シャーシも前年度改良版。
しばしば好走を見せ、日本GPでは4位フィニッシュ。
タメオ1/43メタルキット。スタンダードな出来で作りやすい。
これもストレート組です。



○  ティレル020Cヤマハ 1993 第1戦 南アフリカGP #4 予選23位 決勝0周リタイヤ 
 ヤマハエンジンを得るもシャーシは前年度改良版(基本018からだと5年落ち!)。
シーズン途中より021が投入されるもこのシーズンはノーポイントに終わる。
チームメイトの片山右京もノーポイント。

タメオ1/43メタルキット。020Bとほぼ同じ内容。
キットストレート。塗装が失敗。


○  ザウバーC13メルセデスベンツ 1994 第14戦ヨーロッパGP #29 予選18位 決勝37周リタイヤ
モナコGPで負傷した、カール・ヴェンドリンガーに代わり第6戦カナダGPよりレギュラーシートを得る。
終盤ヴェンドリンガー復帰予定だったが見送られたため、引き続きチームは続投を依頼したが、
本人と連絡が取れず、ヨーロッパGPが事実上の引退レースとなった。
 

BBR1/43メタルキット。先述のジョーダン194と同じく
シンプルな出来。こちらはサイドポンツーン後半に整流板がついているので
確か真鍮板を叩いて作った記憶があります。タメオからもキットが出ており
200戦記念ペイント(カナダGP)もいずれ作らねば。





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Vol33 2011 September.    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /editor Hiromichi Taguchi 田口博通
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