塗装は組立図に大雑把に指示されているが、箱絵とは異なっている。ここは箱絵を信用して塗ることにした。スコーピオンの嫌なところは、筆塗りでは鬼門の「銀」と「赤」の塗装であることだ。言い訳だが、筆を使ってエアブラシのように薄く滑らかに塗りたいのならば、いっそのことエアブラシで塗ればよい。筆で塗ったタッチが見えても、筆塗りだからそれで良い、そう考えるのである。まあ、要するに気にしないで塗る。
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問題はデカール貼り。面白がって、キットの文字やマークの凸モールドを残しておいたので、当然のことながらデカールが貼りにくいなんてものじゃない。ブカブカ、シワシワだ。もはや致し方ない、“今度このキットを作りときは、凸モールドを削ろう”と心に決めたものの国籍マークはついに貼り付けに失敗、手持ちのデカールで代替した。そのため主翼のものは明らかにオーバースケールだが、“派手でいいじゃないか”と自分に言い聞かせた。
これで完成。出来上がるとイメージは正にスコーピオン、これぞレベルの味である。 |