パーツをパンナーから切り離す。ゲートは太くもろいので、慎重にはずす。次はカッターで大雑把にバリを切り取る。接着面を均す。これでやっと仮合わせができる。もちろん、合わない。どうするか・・・ウ~ン・・・、これでは記事にならない。それでも、一つひとつ組み進める。大きなパーツ同士でも、もちろんパックリと隙間ができる。パテで埋めるだけでは強度不足になる(くっ付いていないのだから)ので、瞬間接着剤を流し込んだりプラバンを詰めたりして、なんとか固着させて整形する。例えば主翼の上下面パーツ。前縁はというと接着面がボロボロで、接着面を均したところで線はガタガタ。そこにバリがはみ出しているから、どこまでが前縁なのかハッキリしない。適当にくっ付ければよいこととする。 |
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後縁はエルロンが上側パーツと一体成型なのだが、これが猛烈に厚い。後縁をガリガリと削り上げて、なんとか見られるようにする。削る場所は下面側だから、モールドが消えることなどは気にしない。後縁を薄く見えるように整えると、フィレットの流れも下面側をグッと削りこむ必要がでてくる。これを胴体まで削り込むと、実機の印象に近づいてくる。そんな感じで組み進むわけだ。風防はタップリとした肉厚。しかも風防の真ん中に深い金型キズがあった。「どうしようか・・・」と考えていたらポロリとどこかに落としてしまって見つからない。仕方なくエンビを絞って自作した。木型を作るのが面倒だったので代替品を探していたら、それらしい形をしている歯ブラシの柄を見つけたので、これで絞る。「どうせ、だれも分かりゃしないさ」と自分に言い聞かせればOKだ。 |