2回にわたってオーロラ社の第一次大戦を中心とした1/48複葉機を1956年版の初期キット、ブリスターのチャチな飾りベースが入った1972年版とデカールが一新されてフィギュアが付かなくなった1976年版を紹介して来ましたが、最終回はオーロラのパクリや搭載機銃の1/6キットなどを紹介します。
イタリアのアルティプラスト社は自国が使用した機体などを1/50と表して発売しましたが、金型成型技術が追いつかずにディテールも荒い大雑把なキットが多いですね。オーロラのニューポールNi.11ベベとSE-5Aスカウトの翼下面リブ線を足して簡易スタンドが付いています。自社オリジナルのアンサルドSVA-5は主翼リブが線だけの表現でパーツの精度も悪いのが残念です。 |
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グレンコウから1/48スケールのアルバトロスD.IIIと、オーストリアのエファーグ製D.IIIが発売されましたがデカールはキレイだけど肝心の主翼がのっぺりしてリブ表現もなく、パーツのモールドも良くないので昔のオーロラより見劣りしてしまいますね。
日本のマルサンもオーロラの複葉機やモノグラムのキティホークをパクって、自社製品として堂々と発売していました。それでも日本海軍の3葉機十式艦上攻撃機なんかは珍しいオリジナルでした。
ウィリアムスから第一次大戦で装備された機銃が1/6キットで4種発売され、細部の出来も良くソフトプラの弾帯が付いていましたが経年劣化して弾がバラバラに分解してしまいました。 |