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誌上個展

ロッキード F-104G (ハセガワ 1/32)

by 田口博通 Hiromichi Taguchi



 NATO特集に合わせて 今月の表紙にも使わせていただいた ドイツ空軍のF104Gは ハセガワ32を改造したものです。
製作したのは 今をさること35年前の1979年のことだと記憶しています。
種本になったのは、MA誌1975年11月号。 PPC75で金賞を獲得された坂田俊男さんの素晴らしいF104Gの細部工作記事が掲載されておりまして、それを参考に 改造をまねてみました。
MAの記事ではカットモデル風になっていましたが、自分の製作ではアクセスパネルが実機同様に開口した程度にしています。
 さて内容ですが レーダーは木片を使って追加加工し、エジョクションシートもG型仕様にヘッドレスト周辺を作りなおしています。
照準器周辺のキャンパス布地は製図用のマスキングテープで再現しました。
コクピット後ろの電子機器部カバーを開け、電子機器も木片にプラ板を貼って作っています。配線は錫メッキ線を使っています。なかなかの精密感となりました。



ガトリング機銃のカバーは前後で切断し、後部のみ開位置にして、機銃もシンチュウパイプで自作しています。




エンジンですが、補機類を追加工したので、カバーを開けてみました。MAの坂田さんの製作記事ではエンジン内部にファンを仕込みカットモデル風に見えるように加工してあり、それはすごいものでしたが、そこまでは 技量的にできませんでした。 機首ピトー管はシンチュウパイプの組み合わせで作りました。
大型モデルですので 主脚も各部にシンチュウ線を仕込み、補強してあります。



塗装は 下面 ライトグレー、上面がNATOグリーンとNATOグレーの2色折れ線迷彩です。 翼端タンクのオレンジの警告塗装がシックな色合いの中にも派手さがあります。 最近は1/72をストレートに組むことが多くなり、精密工作をすることが減りましたが、たまには1/32で 徹底的に精密工作をしてみるのも フラストレーション解消にいいかなと思ったりします。




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Vol 57 2013 July    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /editor Hiromichi Taguchi 田口博通
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