5月18日、19日の2日間、静岡ツインメッセにて 今年の静岡ホビーショー 一般公開日が開催され、メーカーブースの様子は先月レポートしています。
同時に開催された併設の静岡ホビーショー合同作品展には3年ぶりに 参加しましたので、今月 レポートしたいと思います。
3年前との大きな変化ですが、わかりやすくいうと 新勢力が東側に展開。旧勢力が西側に展開。で、そこかしこに プロのモデラーさんや造形作家さんがプラモデルグループの名前で多く参加するようになっており商業化の匂いも合わさり、 さしずめ、三国志の世界のようになっておりました。
まず、新勢力についてですが こちらはプラモデルの範疇を超え、模型を模型として新しい形で楽しんでみようという若い勢いのあるグループが多かったように思います。会場東側から展開し、まずは、日曜に重工業してみようグループの 1/1のドイツ空挺戦車模型(もちろんエンジンで動きます)には圧倒されました。
その他、木製の巨大ガンダムあり、 銘木のエバンゲリオンありと、使う材質も 発想も 大胆でした。これらのグループが これからのホビーをになっていくのかもしれません。
これに対し、オーソドックスなスケールプラモデルを中心とする旧勢力は西側に位置していましたが、何の何の頑張っておられる姿を見て少し安心しました。やはり目立つのはどのクラブも高齢化の波。20年表彰を受けるクラブが多いことからもわかるように 参加し始めて、確実に+20歳は高齢化しているのです。 |
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さて、3年前との大きな変化は、プロのモデラーさんや造形作家さんがプラモデルグループの名前で多く参加するようになったこと。宣伝のためか、出版した本や、作例掲載された商業誌をディスプレィしたり、名刺を配布していたところがほとんどそうでした。
オリンピックでいえば、純粋なアマチュアばかりだったところに、プロの選手が参入するようなもの。そりゃ、出来上がりの完成度もプロとアマチュアでは大きく違いますから、一般見学者の注目がプロのブースに集まるのも当然というものです。
アマチュアには刺激になっていいのですが、合同作品展も商業化の臭いがプンプンするようになり、その性格が変貌しつつあるようです。
我々が合同作品展に求めていた楽しみは何だったのか、これから何を求めるのか、再考するタイミングが来ているのかもしれません。
合同作品展で展示されている作品も、すでに商業誌に掲載されていたりすることもあり、写真一つ撮るのにも また弊誌に掲載するのにも 気を使わねばならなくなっています。
そういう大人の事情も増えていますので、今回掲載する写真は 一風変わった展示品を中心に掲載していますが、「合同作品展の作品」ではなく 「合同作品展の風景」として撮影したもので クラブ名 作者など記載せずの掲載にて、お許し下さい。
来月の(その2)ではスケールモデルを中心にレポートをさせていただきます。 |