この作品では それまで苦労していたエアブラシによる胴体のモットリング塗装が 非常にうまくできました。(私的には)。 それまでの方法との大きな違いは、 ヤング88のノズルを一杯に絞り、一つの斑点を複数の小さな斑点の集合で書くようにしたことです。
それまでは ヤング88はシングルですから、斑点の大きさにノズルを調整していたので、結果、どうしても斑点が大きくなり、また、べたっと塗料が噴出されることもあり、きれいな斑点塗装にならなかったのです。
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作品の製作を重ねるうち、レベルの1/72屠龍では、斑点の型紙を作って使ってみましたが、これも「なんとなく、しっくりこないね」でした。
この型紙、MA誌の記事を参考にしました。厚紙に線香で斑点形状の穴を開けるというもので、にょろにょろと斑点の穴が黒く焦げてあきます。線香の香と紙の焼ける匂いが、部屋一杯にただよいまして、しばらくは、お盆のお寺の本堂のごとくとなりました。
ドイツ機のモットリングはやはり、吹きっぱなしでやりたい。試行錯誤の結果、うまく行ったのが、このフジミのBf-109Gだったのです。 |