T-38Aタロンは ノースロップ社が開発した軽戦闘機F-5フリーダムファイター系列のアメリカ空軍の超音速練習機である。 F-5よりも 3か月以上早い1959年4月に初飛行している。
F-5Aの複座型F-5BはT-38とは全く別機で、T-38の主翼前縁は直線テーパー翼となっている。
T-38はマッハ1.3まで出せる双発超音速高等練習機として 1961年に空軍に配備されている。1187機生産され、操縦性、コストなどの優秀性は他の追従を全く許さず、50年経った現在でも まだ 使用されているのは 驚くほかない。 |
|
T-38の後方教官席は前席よりも30cm高く、複操縦システムがある。前後席間には透明ガラスの仕切りがあり、前席の練習生が先に脱出した後でも、教官が機を操縦できるようになっている。
また、NASAでも使用されている。
2001年より空軍は既存のT-38Aを改良したT-38Cの導入を進めている。アビオニクスの改良によりグラスコックピット化され、まだまだ退役しそうにない。 |