Home > 隼Ⅰ型(ニチモ 1/48)

誌上個展

隼Ⅰ型(ニチモ 1/48)

by ヒサマロ




 こんにちは、ヒサマロです。今回は日模の特集ということで自宅に在庫していた1/48の隼Ⅰ型を製作してみました。私が小学校低学年の時に初めて100円のキットを買ったのが確か日模の1/80のF-86Fセイバーでした。脚もないスタンドモデルでしたが手に持ってキーンと言いながら走り回っていました。その次に作ったのが1/70の零戦52型でした。  とにかく日模のキットは当時流行の可動部分はそんなに多くはなく壊れにくいガッチリしたつくりだった記憶があります。その後、飛燕、雷電、スピットファイア、96艦戦などお世話になりました。特に70年代に発売された隼、97艦攻、屠竜、赤とんぼ、99式軍偵などは今見ても充分通用するコンセプトを持ったキットたちです。




 さて、日模の隼Ⅰ型は翼前縁に前哨灯がクリアーで用意されているのですが前哨灯が装備されるのはⅡ型後期からですのでここは塗りつぶします。あとはピトー管を金属で作り変えた以外はいつもとおり何も手を入れていません。 全体のシルエットはまさに私のイメージ通りの隼です。後発のハセガワよりもこちらの方が私の好みです。全体に打たれた凹みリベットもとても繊細なものです。




まずはコクピットから組み立てますが現在の目で見てもまったく手を入れる必要がありません。ただ主計器盤のメーターはデカールが用意されているのですが地色がインテリアグリーンになっているので貼った後に地色の部分をジャーマングレーで塗りつぶしておきます。 エンジン部分も本体だけでなくその後ろのマウントや防火壁まであります。ただこの部分はしっかりと仮組をしておかないとプロペラの中心がずれる恐れがありますので丁寧に組み立てましょう。後はただそのまま組むだけで終了します。
特筆すべきは基本部分のはめ合わせがとても良いことです。主翼と胴体などは本当にぴたっと合います。




 後は塗装に力を入れましょう。マーキングは50戦隊石田少佐のものをエアロマスターからチョイスしました。これらの実機写真を見ると胴体部分はけっこう塗装が剥離しているのでこの辺の再現がこの機体の肝ですかね。そこで今回は銀をただこすりつけるのでは目立ちすぎるので銀に上面のグリーンを加えたものをドライブラシして仕上げました。 結構良い感じに仕上がったと思いますがどうでしょう?動翼部分と開口部にブラックでスミイレし、リベットはグレーでスミイレして仕上げてみました。全面リベットだらけが今のキットにはない雰囲気をかもしだしているので気に入っております。

 それではまた。




 Home> 隼Ⅰ型(ニチモ 1/48)

Vol59 2013 September  www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /editor Hiromichi Taguchi 田口博通
  無断転載を禁ず  リンクフリー
「webモデラーズ について」

特集2


TOTAL PAGE