新年の1発目は、あのドイツペーパープラン機でも異彩を放つ、「トリュープフリューゲル」で有ります。昨今、有名になりましたチルトローター機のご兄弟です。1/72では、御本家ドイツのフーマモデルが有りますが、基本スケールの1/48では、キャストキット以外発売されていません。(どこでもいいから出してくれー!!)トランペッターさんあたりの中国メーカーさんが、発売しそうなアイテムではありますが、もう!とても待てません。
だったらスクラッチしちゃいます。(ここが私の悪い癖であります?)実はこの作品、もう20年ぐらい前から(あのKARAは、いったいどこにいってしまったのだろう?)手をかけていました。発表の場をWEM(「ウェモ」と読む。私が勝手にWEB- MODELERSさんの略称として使用しています)に頂き、やっとこさ完成させることが出来ました。
ペーパープラン機なので、その形状のため図面は数多く発表されていますが、BIANCA styleで製作しました。製作に当たっては、基本図面を起こし、それを基に製作します。
原型はバルサを削って、その原型にコーティングをおこない、シリコンを使って型を起こし、この型にキャスティングをおこない、その複製を使って作るのです。文字で書くと、いとも簡単!やってみると大変!これだけで、製作意欲が半減しましたが、根性で組み上げる。
ラムジェットの3発エンジンで、中央のローターを回す垂直離着陸機の、完成を夢見て頑張りやしょう。
|
|
ぼやいてばかりいても先が進みませんので、とりあえずエンジン(図面よりプラ板でもってでっち上げ)3基、4垂直尾翼、3ローターを組み上げます。ローター部と機首部は肉抜きを施し、尾部には錘を仕込みます。(機体を安定させるため)
キャストで重い胴体を支える支柱には、ピアノ線を仕込んだタイヤで踏ん張って頂きます。
キャノピーは、0.3mm厚の塩ビ板を絞り出し、胴体に接着しました。
MG151銃口には0.6丸の真鍮パイプを埋め込んであります。
この作品のマーキングもまた、老テクを使った手書き仕上げです。この事により経年変化による塗膜の黄変は発生しません。(なるべくデカールの使用は、しないようにしたいものです)今回、使用した塗料は、全てお決まりのクレオスカラーとタミヤエナメルのみです。タミヤパステルも使用しています。(これは、便利ですよ~) |