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イギリス博物館めぐり(その41) デ・ハビランド モスキートB35
de Havilland DH.98 Mosquito B35

小柳 篤司    コヤナギアツシ       . 

 デ・ハビランド モスキートとは第二次世界大戦中、イギリスの航空機メーカー デ・ハビランド社が開発したレシプロ双発機です。モスキートはデ・ハビランド社が開発したコメット競速機、アルバトロス旅客機で培った木製構造ですが、空力的に洗練され強力なロールス・ロイス マーリン・エンジン装備して、最大速度約650km以上の高速を誇り、開戦当社のドイツ戦闘機より優速で、戦闘機、偵察機等、様々な任務に投入され、奇跡の木製機と呼ばれました。  ロンドンの空軍博物館に展示されている機体は、最後の爆撃機型B Mk.35ですが、初飛行がヨーロッパ戦終焉直前の1945年3月だった為、実戦に参加する機会無しで終わりました。

撮影時期:2009年2月 撮影場所:ロンドンRAF博物館
http://www.rafmuseum.org.uk/

写真(1) 機体全景、左斜め前から。



写真(2) 機首下面。大型爆弾搭載の為に爆弾槽扉が膨らんでいます。



写真(3) 右側エンジンカウリング。二段過給機装備の為、カウリング下に空気
    取入れ口が設けられています。



写真(4) 主脚を斜め前から。主脚前にキャブレターが設けられています。



写真(5) 主脚側面。主車輪に泥除けが設けられています。



写真(6) エンジンナセル後方。



写真(7) 尾翼と尾輪。尾輪は引き込みますが、カバーは有りません。



写真(8) 爆弾槽内部。長距離飛行の為に胴体内部に燃料タンクを装備出来ます。



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