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ヘッツアー

by  コルディッツ

 2月14日からの大雪で、翌15日の通勤列車が停まり、思いもがけない休み時間が
生まれたので、写真整理をしていました。主にWWⅡの軍用機を追いかて航空博物館
巡りをしているのですが、軍用機のあるのは戦争博物館だったり、ドイツによくある技術
博物館だと、ヒコーキ以外のコレクションも目に入るので、当然撮影しています。
 以前には一応地上兵器やウォーターラインにも手を出していた時期もあり、またタミヤ
の1/48は案外買い置きもあるので、戦車博物館や海事博物館に寄ることもあります。
 そんな中、やっぱり自分の好きな戦車の写真が貯まっていましたので、ご紹介したい
と思います。一番の関心のヒコーキもそんなに詳しくないのに、二番、三番の関心ごとに
詳しいはずもありますが、その点はご容赦ください。
 WWⅡの戦車で一番魅かれたのはヘッツアーで、たぶんフジミ1/76のボックスアートの
影響と思います。中学生~高校生の頃でしたが、キャタピラが短くて、組み立てに苦労
した記憶があります。大型のソ連戦車を相手に、小柄ながら威力のある75mm対戦車
砲を懐に抱えて、突撃する空想は刺激的でした。
 しかしワルシャワの軍事博物館の庭に展示されている撃破されたヘッツアーを見たら、
やはり「気休め程度の装甲のある」対戦車砲にすぎないんだな、と実感しました。
 ヘッツアーは戦後もチェコスロバキアで生産され、スイス陸軍で使用されたので、現在
ヘッツアーとして展示されている物には、スイスのG-13を改修した物が多いようです。
 ワルシャワの博物館は市内中央にあり、大通りに面し、日本語ガイドブックに掲載され
ているので、容易に行きつけます。しかし問題はポーランドの治安の悪さで、鉄道内でも
空港~市内のシャトルバス内でも、スリ・窃盗に用心する必要があると書かれています。
 幸い私は何事もありませんでしたが、日本に居る時と同じくらいの注意で済むのは、
ヨーロッパでも限られていますので、ご用心ください。
 ベルギーの首都ブリュッセルにある軍事博物館も市内中央にあり、行きやすい博物館
です。館内の航空博物館を見て、中庭にある戦車展示場を見るようになりますので、お
得感があります。
 イギリスのボービントン博物館はロンドンのウォータールー駅から2時間15分のウール
(Wool)駅下車徒歩20分位で着きます。その手間にプーリ(Poole)駅という観光地の
駅があり、たいていの英国人はそこで下車するので、間違えないようにご注意ください。
もちろん私は間違えましたが… ボービントンを訪ねると、英国人のコレクションの凄さ
には溜息をつかれるかと思います。タミヤ・ホールがあるのも楽しいです。
 ドイツのムンスターの戦車博物館は、ムンスター駅から徒歩15分位。住宅地の中に
あり、少々分かりづらいです。駅は売店があるだけの無人駅で、駅舎の傍に市内案内
図が立っていますが、日本の地図表現に馴染んだ者からすると分かりづらいです。
 ムンスターを走る国鉄は枝線で、運行本数が少ないのでご注意ください。私は冬に
行ったので駆け足になってしまったので、独戦車マニアの方は夏に行かれた方が良い
かと思います。ムンスターはUにウルムラントなしの、ミュンスターとは違う街です。
 鉄道の起点はハンブルグ、ハノーファー、ブレーメンになりますが、ブレーメン以外から
では乗り換えの必要があります。
 ジンスハイムは大観光地ハイデルベルグから鉄道で40分位のミュージアム駅で下車、
徒歩5分です。ミュージアム駅の一つ手前がジンスハイム駅なので、そこで下車しないよ
うにご注意ください。もちろん私は下車して、相当歩かされました…

   


ワルシャワ 軍事博物館にて 2009年4月撮影  





 ブリュッセル 軍事博物館にて 2009年12月撮影 G-13改修のようです。




 ボービントン戦車博物館にて 2010年7月撮影





 ムンスター戦車博物館にて 2012年11月撮影 G-13改修?





 ジンスハイム技術博物館にて 2012年11月撮影 2輌ともG-13改修?









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