フジミ1/76のワールドアーマーシリーズの最高傑作は、1号戦車とチェコ製47mm対戦車 砲を搭載した1号対戦車自走砲だと思います。シリーズ初期に開発されたキングタイガー
などに見られた組み立てずらさは克服されて、小部品を紛失しやすい事を除けば(笑)、製作には問題はなかったかと。しかしKV2やエレフェントと同じサイズの箱なので、箱を
開けるとパーツのフレームが箱容積の半分もなく、寂しかったです。やはり模型は開封した時に、質量感を感じさせないとダメなのかもしれませんね。
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1号戦車は訓練と生産技術習得のために製造されたのに、想定外の実戦に投入された不幸な戦車だと思います。初陣のスペイン内戦の時点で戦車として能力不足が判明
していたのにも関わらず、ポーランド戦、北欧戦、ベネルクス戦、フランス戦、北アフリカ 戦、ソ連戦でも使われ続けました。さらに中国にも輸出されて日本軍と戦火を交えるなど、
非力なのによく活用された、第二次世界大戦史で忘れられない戦車だと思います。 |