Home >Photo特集   イギリス博物館めぐり(その46)  ビッカース・ウェリントン (Vickers Wellington)


イギリス博物館めぐり(その46)  
ビッカース・ウェリントン (Vickers Wellington)

小柳 篤司    コヤナギアツシ       . 

 ビッカース・ウェリントンとは第2次世界大戦前に、イギリスのビッカース社が開発した双発爆撃機です。
 第2次世界大戦前の1932年半ば、イギリス航空省は双発昼間爆撃機の要求仕様B9/32を提示した。ヴィッカース社は大圏構造の双発爆撃機で応じ、1933年12月に原型機を1機製作する契約を取り付けた。大圏構造とはヴィッカース社が独特に開発した、籠状に編んだ骨組みに羽布を貼った軽量かつ頑丈で柔軟性が有る構造で、既に単発長距離爆撃機ウェルズレーで実績を積んでいた。
 原型機タイプ271は1936年7月15日に初飛行、機首と尾部に銃座を装備した量産型ウェリントンMk.1は1937年12月23日に初飛行、第二次大戦が勃発した1939年9月にはウェリントンの8個飛行隊が編成されていた。大戦当初は昼間爆撃の任務に就いたが1939年12月の出撃で損害が大きかった為、以降は夜間爆撃に転用された。旧式化した為に爆撃機の任務は1943年10月が最後になったが、哨戒機、練習機、輸送機等、終戦まで様々な任務に用いられ「ウィンピー」の愛称で呼ばれた。各型合わせて11,461機生産された。

撮影時期:2001年2月
撮影場所:ロンドンRAF博物館
http://www.rafmuseum.org.uk/

写真(1) 機体全景



写真(2) 機首



写真(3) エンジンナセルと主脚



写真(4) 主脚



写真(5) 尾翼



Home >Photo特集   イギリス博物館めぐり(その46)  ビッカース・ウェリントン (Vickers Wellington)

Vol.75  2014 November     www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
                    editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」


資料記事

TOTAL PAGE