Home  >日本海軍航空母艦大鳳 (フジミ 1/700)

誌上個展

    日本海軍航空母艦大鳳 (フジミ 1/700)

by ミートボール会長 礼千西沢




 今回は、航空母艦大鳳を制作しました。
フジミの専用エッチングを使用しました。
1944年(昭和19年)頃から日本海軍は主力艦にも空からの迷彩が導入され始めました。
マリアナ沖開戦時、大鳳だけでなく、翔鶴、瑞鶴などその他の空母、戦艦も含めた木甲板使用艦艇は全て甲板を黒くするよう通達がありました。
そういう事で、飛行甲板をダークグレーとしました。
これは、レイテ沖海戦以降に米軍が撮影した日本の戦艦クラスの写真などでも確認できます。




 1943年までは水平面の迷彩は軍艦色でおおむね良かったのですが、空からの迷彩にはなんら対策を講じていませんでした。
前回制作した、翔鶴は1941仕様でしたので飛行甲板は無塗装ということで仕上げました。
両艦を並べて上から見てみますと、翔鶴のほうがかなり目立ちます。




遠距離から見るとなをいっそう迷彩の効果がわかります。
欧米の艦船は早くから立体的な迷彩を採用していますが、日本海軍が本格的に主力艦も含めた迷彩に踏み切ったのは1944年に入ってからでした。
マリアナ沖海戦での戦訓により、空母や輸送船などは潜水艦から発見され難くするために更なる迷彩が程こそされることになります。






  Home>日本海軍航空母艦大鳳 (フジミ 1/700)
Vol.75 2014 November   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
           editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

個展


TOTAL PAGE