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プラモデル製作記事

P-40K キティホークⅢ
(KOVOZAVODY SEMILY 1/72)

by ヒサマロ




 どうもヒサマロです。先月の特集に間に合いませんでしたがメイド・イン・チェコスロバキアと印刷されているKOVOZAVODY SEMILY(何と読むんでしょうか?)というメーカーから発売されたP-40Kを製作しました。調べてみると1991年に発売されたようです。おそらくこの1機だけしか発売していないと思われます。後に金型はドイツレベルに引き取られたようでそこから発売されました。  キャラメルボックスタイプの箱には購買意欲を低下させるような下手な作例が載っております。面白いことに箱の裏蓋のところに出荷した日付がスタンプされています。開けてキットを見てみると簡易整形キットではなくちゃんとしたインジェクションキットでした。外形や部品構成はレベルの1/72を参考にしたようですが、全体にシャープな筋彫りとリベットがあるモールドでボックスの悪いイメージを払拭してくれます。




 では製作に入りましょう。コクピットは床板、シート、フットペダル、操縦桿で構成された平均的なものでこのサイズでは問題ありません。主計器盤はメーター部分が丸く凹んでいるだけなので適当なデカールを調達して貼り付けます。 機首にラジエーター部分を取り付け、コクピットを接着したら胴体左右を接合します。




 次に主翼の上下を接着し胴体に仮組してみるとこれが全然合いません。たいていのキットは主翼と胴体の間に隙間ができるという問題が発生するのですがこのキットはきつくて胴体に入りません。そこで主翼の接合部を削ってなんとかはめ込んだのですが、今度は胴体フィレット部分と主翼接合部にかなりの段差が出来ました。フィレット部分を金属やすりで思い切り削ってなんとか段差を解消しました。 水平尾翼取り付け士の字が出来上がりました。プロペラの形がちょっと細すぎると思いますが、それ以前にブレードの表裏ともぼってりした形になっています。こちらも裏側を折れないように注意しながらしながら金属やすりでごしごし削り、ブレードらしくしてあげましょう。




 塗装はキットのデカールはチープでとても使用できるものではなかったので手元にあったアルマークデカールを使用して南アフリカ共和国のキティホークⅢの砂漠塗装を選択してみました(確かドイツレベルの箱絵はこのマーキングだったと思います)。塗料はいつも通りクレオスのミスターカラーを使用した筆塗りです。 全体塗装が終了した時点でRLM02グレーを色がつくかつかないか位薄めて全体にドライブラシして彩度を落としてみました。スミイレとパステルで汚しをかけてデカールをはって終了です。アルマークデカールは少しオバーサイズのようです。



というわけで組立に多少手間取りましたが、全体のイメージは悪くないと思います。 英軍機のダルレッドの部分がオレンジになっただけで少し華やかな感じになりました。


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Vol.77 2015 January.   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
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