一度作ってみたかったんですよね、コルセア。しかもジョリーロジャース。このドクロな飛行隊は人気が有り過ぎて敬遠気味だったんですけど、まぁ、一度くらいは作ってみてもいいかなぁ、と。そんな軽い感じですね。ナナニイくらいだと肩も凝らずに気楽な感じで仕上がるので、こんなノリで作るには丁度いいかもしれません。ちょうど「海賊」向きでありますし、ねえ?とは言っても肝心のマークが控えめなのがミソっちゃあ、ミソ。
塗装はこれもまた一度塗ってみたかったトライカラー。末期になるとベタ塗り一色になるのでつまんないです。まぁこの当時、迷彩ってーのは負けが込んでるか、目を三角にしてマジモードになってるときくらいしかしないのは全世界共通の様なので、仕方ないっちゃー仕方ないですね。末期のアメリカは余裕しゃくしゃく「勝ちに行くぜ、ってーか戦後はどうしようかな」モードだったし。
キットは流石、世界のタミヤ様であります。惚れ惚れしますわ、このパーツ精度の高さ。迂闊に仮組みすると、乗せただけのキャノピーが取れなくなっちゃうくらい。 |
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パテどころか接着剤も要らねいんじゃね?スナップキットも裸足で逃げ出す、ってのはさすがに大げさですな。やー、タミヤがあるからこそ他のメーカーが冒険出来るんじゃないかしら。正にテッパン、王道中の王道プラモですよ。素敵。
お陰で塗装だけに専念して作ることが出来ます。あんまりサクサク出来るんで、製作途中の写真を撮り忘れてしまうというオマケ付き。いやー困ったもんだ。筆でだーっと塗ってデカール貼ってトップコート吹いたら完成。簡単だ、簡単すぎる。塗りだけに専念出来るんで、逆に物足りないかな、と思うのはきっと贅沢なんでしょうなあ。
時々「出来の良すぎるキットはヤダ」って人が居ますけど、チョロく出来るってーのは逆に考えれば完成品をばかすか作れるって事なので、それを「味気ない」「つまんない」で一蹴するのはどーかなーと。物足りなかったらその分手を加えれば良いだけの話で、キットはあくまで素材であると、そのように愚考する寿なのでございますですよ。 |