Home  >B-17G (ドイツレベル 1/72)

誌上個展

  B-17G (ドイツレベル 1/72)

by クラキン




 レベル1/72シリーズの中ではかなり新しい部類に入る、ドイツレベルのB-17Gです。
製作期間4ケ月余り、正味製作日数は10日程です。
キットは非常に出来が良いです。
パーツ精度は完璧ですし、機体の筋彫りが若干太目ですが、機内/機外のディテールも申し分ありません。
パーツ分割も適切で組み立てやすく、パテのご厄介になるようなところはありません。




特に機内のディテールは名作モノグラム1/48の縮小版のような密度で、素晴らしいです。
F型も発売されていて、今のところ1/72のB-17の決定版キットだと思います。
フラップは開閉状態を選択できるようになっています。
エルロン、ラダーなどの動翼部分は今どき珍しい「可動式」です。




 製作は「完全素組み」です。
唯一加工したのは、エンジンナセルの小さなエアインテークを開口しただけです。
今回はマーキングも全てキット付属のデカール(これがまた秀逸)を使用しました。
機体の銀塗装は下地にグロスブラックを吹くかどうかでトーンのメリハリを付けています。




マーキングは米陸軍第8航空軍91爆撃隊所属の「リトル・ミスチーフ」です。
この機体は元々無塗装銀だったのですが、1943年10月15日のケルン爆撃の際に高射砲の至近弾を受けて胴体後部を大きく損傷し、バッシングボーン基地(かの有名なメンフィスベルと同じ基地)に胴体着陸しました。




その後、他のスクラップ機の胴体後部を接合して修復され、戦線に復帰しました。 スクラップ機がオリーブドラブ/ニュートラルグレーの迷彩だったために、このような変なカラーリングになってしまいました。
50回以上の出撃実績を持つ機体です。




  Home>B-17G (ドイツレベル 1/72)

Vol.78 2015 February   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
           editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

特集2

TOTAL PAGE