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(Photo) シュトルヒ七変化 (2)

by  コルディッツ

 Fi156シュトルヒは、ドイツ以外の多くの国々でも使われました。スウェーデン空軍とフィンランドの機体は前回紹介させていただきましたが、スペイン空軍でも使用されて、冬季迷彩ではないと思いますが、上面白に下面ペイルブルーの塗装は、地中海によく マッチしていると思います。
 スイス空軍の機体はかなり有名で、ミュンヘンのドイツ博物館に展示されているのも、 スイス空軍の機体です。この機体については、第二次世界大戦中にドイツに派遣されていた故佐貫又男教授のエッセイに、スイスでスキー中に、スイス空軍のシュトルヒを見上げた印象に残る文章がありました。
 戦後もフランス空軍やチェコスロバキア空軍(当時)、民間でも使用されていましたが、生産設備の残っていたチェコスロバキアでは、機体を一回り小さくして、エンジンもパワーダウンした、次世代型シュトルヒと言えるアエロL-60ブリガード(「旅団長」ですかね?)を 273機生産していますので、ご紹介させていただきます。
 アエロL-60の諸要目は全長8.54m、全幅13.96m、エンジンは空冷で190馬力、 最高速度193km、巡航速度175km、失速速度52km、航続距離720kmとなっています。
 戦前から戦後まで長く使用されたFi156は、傑作機と呼ぶにふさわしい機だと、改めて確信しました。


スペイン空軍博物館(クワトロ・ビエントス、マドリッド)にて
 Fi156C-2 2004年10月撮影




スイス空軍博物館(デューベンドルフ)にて
 Fi156C-3 2007年10月撮影  




スイス交通博物館(ルツェルン)にて 2007年10月撮影
 ミュンヘンのドイツ博物館の展示機はA-96で、この機体と連番になっています。
 Fi156C






チェコ空軍博物館(ケベリ、プラハ)にて
 チェコスロバキア空軍での呼称はK-65です。 2008年8月撮影  




オートテック博物館(ジンスハイム)の民間機 2012年11月撮影






以下は、チェコスロバキア(当時)で生産されたアエロL-60です、
 チェコ空軍博物館(ケベリ、プラハ)にて 2008年8月撮影




ポーランド空軍博物館(クラコウ)にて 2011年5月撮影















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