当時、誰かが考えた。爆撃機を援護できるほど戦闘機は長距離を飛べないものだ。だから、イギリス人は大陸からの爆撃機だけを心配すればよい。それなら銃座に鉄砲をいっぱい載せて、横や下からバリバリ撃つのがよい。後にニッポンやドイツが固定の斜め機銃を発明するらしいが、それよりもずっと便利だ。そして、こっちは小型機の方がいい、弾が当たらないから。・・・単発機だな。銃座が重いのが難点だが、使えるエンジンは限られている。 |
|
それならば、飛ぶために必用だが抵抗の源でもある主翼を小さくしよう。これで抵抗が減って速度を稼げる。翼面加重が大きくなって機動力が落ちるけれども、相手は鈍重な爆撃機だから、これでイイのだ・・・なんて考えたのだろう。ちょっとした考え違いは、ちょっと出かけてみたこと、こっちの都合に合わせて敵さんが来てくれないこと。逆に、こっちの都合が悪くなるようにやってくること。“敵さん、戦闘機は違反ですよ”って言っても戦争はスポーツじゃないから、こっちの負け。あ~ぁ・・・。 |