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飛行機プラモデルの製作

連載 1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう No.5

グラマンF8F-1ベアキャット (モノグラム 1/72)

by クラキン

 「1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう」の第5回目はグラマン猫族シリーズの最後です。 モノグラムのグラマンF8F-1ベアキャットです。




 F8Fはヘルキャットの後継機として開発された艦上戦闘機で、小型(零戦よりも小さい)機体に大出力のエンジンを乗せ、速度、上昇力、旋回性能などの戦闘機としての基本性能を追求した機体です。 実際に究極のレシプロ戦闘機としてムスタングを並んで優秀な戦闘機でしたが、実用化が遅かったために、実戦で活躍することなく短命に終わり、アクロバットチームのブルーエンジェルスの2代目として採用されました。
今でもエアレーサーとして見かけます。




 キットは所属サークルの例会で他のメンバーが放出したかなり古いものです。
当然、全面凸モールドで、主翼は胴体を貫通する左右一体式という今では見られなくなった方式です。
ブルーエンジェルス仕様のキットなので増槽タンクや爆装は付けませんし、飛行姿勢で作るのでパーツはたったのこれだけです。
スタンドと出来の良いパイロットフィギュアが付いています。




 飛行姿勢なので、脚収納庫はカバーで塞ぎますが、ご覧の通りキットのカバーでは全く合わないので、一部はプラ板で作り直し、その他の隙間はパテで埋めて整形しました。
 パイロットはモノグラムのお家芸で素晴らしい出来ですが、作者の塗装技術が追い付いていません。(汗)




 塗装の工程です。
翼前縁のシルバー部分を先に塗装してからマスキングし、ミスターカラー328番のブルーエンジェルスカラーをそのまま全体に吹いているところです。

 機体の塗装が終わってからデカールを貼り、全体をクリアでピッカピカにします。
研ぎ出しまではせずに、全体をコンパウンドで磨いてから、コーティングポリマーで仕上げました。



 完成です。
主脚カバーの手直しとキャノピー後方のアンテナをピアノ線で追加した以外は完全に素組みです。
凸モールドも彫り直しはせず、そのままです。
主翼に何もぶら下げずに飛行姿勢で作るとベアキャットの軽快さが強調されてカッコイイです。




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Vol.85 2015 September.   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
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