「ヒューストン、こちらイーグル。静かの海に着陸した」。今から56年前の1969年7月20日、アポロ11号月着陸船イーグルのアームストロング船長は 人類史上初めて、月に降り立ちました。
1970年の大阪万博で 地球に持ち帰られた小さな「月の石」をま近に見た時、当時高校生だった筆者は その偉業に感動したものでした。
当時はアポロブームの真っ最中で、アポロ宇宙船(コロンビアとイーグル)を最初にモデル化したのは、アメリカ レベルでした。アメリカのロケットボーイ達を育ててきたアメリカNo.1のプラモデルメーカーレベルのこと、当然のごとく、NASAから入手した実機資料に基づいて モデル化されていました。
月着陸船イーグルは月面ベースと月に誇らしく掲げられたアメリカ国旗とでジオラマ仕立てで製品化された素晴らしいキットでした。当時は輸入製品しかなく、高価で高校生では到底入手することはできませんでした。 |
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1978年になり、やっとレベルタカラ印で科学教材シリーズとして国産化され、入手しやすくなりましたが、その頃には既に社会人となり、新入社員の忙しさからプラモデルからしばらく遠ざかっていたため、買うことはなく、今回の特集をモチベーションに完成させたのは、数年前にヤフオクで入手した中古キットです。
2009年にアポロ月着陸50周年企画で、新キットの体裁で再発売されましたので、デカールも古くなっている旧タカラ版が中古市場で格安で出回っていたものを入手したものでした。
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