フェアリーガネットは、私がハセガワーフロッグのプラモデルの中で一番最初 に作ったモノですが、3人の搭乗員の頭が並んだだけのコクピットを、さすがに
寂しく感じたのを覚えています。しかし、その時はまさか双発機とは知る由もありませんでした。
アームストロング・シドリ社の開発したマンバ・ターボプロップエンジンを2基つなげたダブルマンバ・エンジンを装備することで、ガネットは片肺飛行を可能
にし、かつ燃料の節約と航続距離と航続距離の延伸をも実現しました。さらに艦船の動力用と同じ軽油でも飛行可能というメリットがありました。 |
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対潜哨戒機としてAS.1が180機(別の資料では181機)生産され、後エンジンを換装したAS.4が82機(別の資料では75機)生産され、またAS.1の練習機型T.2とAS.4の練習機型T.5が生産されています。さらにエンジンを換装して胴体下部にレーダーを搭載した複座の早期警戒機AEW.3も44機生産されました。
イギリス海軍の他にオーストラリア海軍はAS.1を36機(別の資料では40機)、インネシア海軍は18機、ドイツ連邦海軍は16機を採用しています。
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