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特集  リニューアルキット

ハリケーンMk.1 (エアフィックス 1/72)

by  田口博通 Hiromichi Taguchi
飛行機プラモデルの製作




 このハリケーンMk.1 は エアフィックスのリニューアル攻勢の最新作の一つで、2015年秋にリリースされたものです。
 エアフィックスの旧版Mk.1は3枚プロペラでしたが、今回のMk.1初期型は2枚プロペラ、羽根張り主翼で初めてのモデル化で、待ち望んだファンも多かったと思います。
 箱絵はCG画で、2機が敵機に向かって ブレークする瞬間、翼端が空気を切り裂いています。




 斜め前後から見たフォルムが最高。久しぶりにかっこいいハリケーンに出会いました。 機首の排気管はきっちりと初期型のものになっています。また、尾輪フェアリングがないMk.1初期型の部品も付属していて嬉しいです。





コクピットも簡素な部品構成ながら、よく出来ています。 バルクヘッドもしっかりした造形でした。計器板はデカールです。




 エアフィックスのリニューアルキットシリーズの特徴は、胴体と主翼の角度がしっかりと決まるように設計されていることで、ハリケーンでは主脚庫部品が補強も兼ねていました。

 


 主翼下面はシルバーに白と黒の塗り分けです。筆塗で塗ってみました。デカールの白文字はうかつにもべろっと失敗をしてしまい、白のデカールをつぎはぎして修正しています。 シルバーはナチュラルメタルでは無く、アルミドープ塗りですから、ガイアのブライトシルバーを使ってみました。




上面もMrカラーの特色で筆塗。2色の塗り分け部は、面相筆で少しぼかしています。主翼のファブリック部分のモールドが心地よいです。 デカールの黄色も発色が良く、透けない所が嬉しいですね。落ち着いてから 艶消しクリアを吹き付ければ、塗装は完了です。この後、油彩でウエザリングを軽くかけています。




 主脚も角度がしっかり決まりました。照準棒は0,3mmの洋白線で追加し、アンテナ棒はシンチュウ線で置きかえました。




 昔は、相当の修正を覚悟しなければ、1/72でまともなハリケーンが得られなかったのですが、今は ストレートに作るだけで この仕上がりになります。 エアフィックスの1/7ハリケーンは3代目でここまで来たんですね。良い時代になったことを痛感します。






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