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特集 ナイトファイター
  温故知新シリーズ第21弾

ダグラス F3D スカイナイト(addar 1/97)

by ヒサマロ
飛行機プラモデル製作




 どうもヒサマロです。今回の温故知新シリーズはナイトファイター特集に合わせてaddarのF3Dスカイナイト(1/97)を取り上げさせていただきます。このaddarというメーカーにあまりなじみは二と思いますが「猿の惑星」のキャラクターをキット化しており、フィギュアコレクターには結構有名なようです。おそらくオーロラの関係者が作ったメーカーだと思われます。 航空機キットは1970年代中ごろに半端な小スケールの2種類のキットをアソートして4種類発売されていました。このスカイナイトは同じダグラスのF4Dスカイレイとセットでキットナンバー902としてオーロラと同じがっちりとした貼箱に入れられています。




 他のキットは902としてF-100スーパーセイバー とF-94Cスターファイア、903としてF9F-6クーガ―とF-84Fサンダーストリーク、904としてボーイングC-135とB-58ハスラーという構成になっています。 もとは各キット別々にオーロラから年少者向けのプラモデルとして販売されていました。さらに元をたどれば1950年代にコメットというメーカーが作っていたものです。全て脚なしの飛行姿勢のみというきわめてシンプルなものです。




 さて、それではキットの方を見てゆきましょう。成形色はダークブルーでパーツ総数はスタンドを入れて18ケです。 びっくりしたのはこの時代に全面筋彫り、しかも各翼後縁は極めて薄く成形されているのですよ。思わず「やるじゃないかコメット!」と心の中で叫んでしまいました。




 では組み立ててみましょう。コクピットはなく胴体から頭部にあたるものが一つポコっとモールドされているだけです。スカイナイトは並列複座なのでいくらなんでもこれはダメでしょうと思い、頭部は切断して軽くペーパーで整形したのち黒く塗っておしまい。胴体左右を接着します。合いはなかなかグッドです。 胴体左右に空気取入れ口から排気口までの膨らんだ部分を接着します。ここもほんの少々削り合わせをするだけできれいに取り付けられました。左右の主翼と水平尾翼を取り付けますがここは隙間が生じるので溶きパテをすりこんでおきます。今回は夜間戦闘機の仕様ですのでミサイルは取り付けませんでした。最後にキャノピーを取り付けて機体は完成です。




 塗装は夜間戦闘機らしく全面ブラックにするか迷いましたが、このキットが1950年代の定番でマーキングもすべて筋彫りされおり埋めるのが面倒だったのでキット指定通りの全面グロスシ―ブルーの海兵隊バージョンで行くことにしました。 一応デカール使用してみましたがかろうじてシリアルナンバーと部隊名がなんとか貼れましたが軟化剤使用しても密着せずシルバーリングしまくり状態になってしまいました。




 そんなわけで他は国籍マークも含めすべて筋彫りに沿って手書きしましたが、この小さいモデルに書き込むのは老眼にはきつく最後は集中力も続かずによれよれになってしまいました。スタンドに取り付けてこれにて完了!




完成してみるとフォルムも結構それらしく、この時代のキットとしては十分合格点をつけてもいいのではないでしょうか。かわいいデスクトップモデルの出来上がりです。それではまた。




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