緑と茶色の塗装の鍾馗は、キットが紹介する塗装のひとつ。これを私なりに再考して塗ってみる。まず全体を銀色で塗る。つまり、無塗装の機体に塗ったという想定にした。その上に茶色っぽい色を斑点状にぬり、乾いたら緑も同じように塗る。次に地色の銀でその塗装が剥がれた感じに塗りこむ。相当にイイカゲンだが、72サイズならばこれで支障ない。スピンナーや尾翼の青は、その辺りにある青で塗る。主翼前縁を黄色くし、着陸灯を“一瞬、透明に見える”ように塗る。 |
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動翼はちゃんと金属部分と違う色に塗ってあるが、この斑点塗装では意味がなかった。フラップは下げた状態にし、上下面ともに無塗装と想定して銀に塗る。実機のフラップには2本の線が書いてあるという。鍾馗のフラップには、内側ガイドレールの少し内側に後ろから見て“二”の字に線が引いてあるらしい。線の色は『航空ファン』1962年5月号は「黒とか黄」、『丸エキストラ版』No.19は「赤」とある。私はテキトウなところに赤で2本の線を引いてOKとした。 |