私は、このドッグ・ファイトに秀でた、ファイティング・スピリット溢れる三葉機を最近まで「トリプレーン」と発音していました。だってグンゼもタカラも、レベル72のキットを、そう表記していましたので。ホント「刷り込み」とは怖いものです。
同じ綴りで始まるホーカー・シドレー社の旅客機の事は、「トライデント」と発音していましたから、なんとも情けない話で…
トライプレーンについては、私は誤解ばかりしています。グンゼ・レベルの72ファイターシリーズの中で、WWⅠ機はフォッカーDrⅠとフォッカーDⅦくらいしか作っていなかったのと、レッド・バロンの名声に圧倒されて、トライプレーンはフォッカーDrⅠのパクリだと思い込みました。英国ビイキのはずなのに…
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さらにブラック・マリアなど王室海軍第10航空隊B小隊、通称「ブラック小隊」の機体が有名だったので、ヨービルトンの艦隊航空博物館に展示されているトライプレーンを実機だと錯覚していました。私好みの、かなりウエットな情景での主役だったので、レプリカと知った時はショックでした。
そんなトライプレーンも、初飛行は1916年5月28日なので、100歳です。
実機は、英国の王室空軍博物館とロシアのモノニ空軍博物館の2機だけで、今回は王室空軍博物館のグラハム・ホワイト・ファクトリーの展示機を拝観させていただきましたので、海軍のレプリカと合わせ、ご紹介させていただきます。
(艦隊航空博物館のレプリカ機は、2016年春は展示されていませんでした) |