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特集 偵察機&観測機

彩雲改 (フジミ 1/72)

by  田口博通 Hiromichi Taguchi




 フジミからしばらく休止していた彩雲改(彩雲12型)が再発売になりました。最初のリリースの時に買い逃していたので、ここぞとばかり作ってみました。白状すると、6月号のナイトファイターにとがんばってはみたのですが全然間に合わず、結局、偵察機として完成されることになりました。
 
 日本の偵察機の代表格である彩雲は
 フジミ1/72彩雲タミヤ1/50透明彩雲
と作っているので、これで3機目となります。
 実は、それ以外に「なんちゃって彩雲改」を 作ったことがありますが、それはご存じB級プラモデルの 青島主翼折り畳み彩雲でしたので、今回完成のフジミが正真正銘の彩雲改です。
 
 といっても、彩雲改の実機はテストだけで終わったので、今回も架空実戦配備機のマーキングとなりましたが。

箱絵



 機首が完全に再設計された 彩雲改は きゃしゃなスマートさから 獰猛さへ キャラが変化したような機体です。 というより、全体のキャラが混乱している飛行機なのかもしれません。 これに更に 斜め機銃を装備したりすると、キャラの混乱の極みですね。
 それを念頭に、差し替え部品となった機首の造形はどんなものだろうと、味わいつつ工作を進めました。
 出来上がってみると、フジミの排気タービンへのパイプはおとなしい造形で、もっと ごつく強調した方が良かったかもしれません。




 すらっとした胴体後半部は、さすが母親ゆずり。
塗装は筆塗で済ませ141航空隊機に。デカールを貼った後で、艶消しクリアを吹いてデカール保護を兼ね、艶をそろえました。
 脚扉内など機内色は迷ったすえ、伝統のMrカラーNo57 青竹色で遊んでみました。
 架空マーキングですから。




 駐機場の中にフジミ彩雲2機、青島彩雲2機、それにタミヤ1/50透明彩雲が勢揃いし、見渡すと なかなかに壮観です。
やはり、プラモデルは一機完成すると また楽しみが増加します。揃えていく楽しみ ありますね。
 さて、タミヤの彩雲は もう2機分 在庫がありますので、そのうちに また作ってやりたいと思います。





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