ノルウェー史上初のフライトは、1912年6月1日にルンプラー・タウベ水上機 が達成しました。パイロットはノルウェー海軍の二等中尉ハンス・フライシャー・
Dons(末尾のDonsは人名なのか教官の意味なのか不明です)で、ノルウェー最初の潜水艦HNoMS Kobbenの副指揮官でもありました。
飛行は海軍将校によってなされましたが、公務外のボランティアによるもの で、タウベ機の購入費用30,000ノルウエークローネは、Kobben指揮官と士官、
そしてノルウェー国王ホーコン七世の献金によるものでした。 |
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なおタウベ機は、最初からルンプラー社で複座水上機として製造されていたようです。機は「Start」と名付けられ、初フライトで48kmの距離を35分間でクリアーし、
ノルウェー史の一頁を飾りました。
その後1912年8月1日に機体はノルウェー海軍に寄付され、「HNoMS Start」が正式名称となりました。「ノルウェー国王陛下のスタート号」と艦船級の扱いというところでしょうか。現在はガーデモエンのノルウェー空軍博物館に展示されています。
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