張り線ですが「別売りエッチングパーツを買いなさい」ということになっているようで、キットの説明書には 張り線と水中舵に関しては、何の記載もありません。
マイナー機ゆえ、手持ちの実機資料がなく、今回は、インターネットで「中島95式水上機」で画像検索してみました。実機写真が数枚みつかり、それを参考に 張り線を施してみました。
実機は複葉機といっても1935年に制式化、第2次大戦で活躍した軍用機なので、張り線というよりも、かなり太い鋼線で支えられています。
今回、0.3mm径ステンレスバネ線を使ってみました。洋白線よりは強度があり、自重で垂れることがありません。ピアノ線とは違って 錆びないのも魅力です。 |
|
穴あけは、ドリルの入らない場所が多いので、主に焼き針を使いました。虫ピンの先を切り、直角に曲げ、ピンバイスに銜えます。虫ピンの先端をライターで赤くあぶり、ぐさっと穴あけの位置に刺すとプラスチックがジュワッと溶けるという昔ながらのテクです。慣れれば、結構 小気味よく穴があくようになります。穴は深めにあけておいて、金属線を長めに切り、長さの調節を現物合わせで行って接着します。
焼き針

|