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飛行機プラモデルの製作

 やられ役の人気者「アミオ143」を作る

 エレールに見限られてSUMERで再販、まだまだ売れる不思議

by NOBUNAGA




 発売されてから何年経つのでしょうか。その間世界中でこのキットを買った人は何万人単位でしょう。日本でも相当の人が購入してそのまま押し入れの奥で眠っていると思います。再販されたキットはそこそこ売れているようですね。アミオ143はフランスの武骨系爆撃機の中でも独特のオーラを発しているのか、分厚い主翼と電車の窓のようなガラス張りのゴンドラ、大きなタイヤスパッツで、これではとても獰猛なドイツ機相手では敵わないなと言う弱さも魅力なのでしょうか。 このキットは素組みで作るなら合もまあまあで苦労せずに完成しますが、手を入れて作ろうとすると、びっしり並んだリベットやひけのある窓ガラスを見ると作る気力も萎えてきますね。コックピットやゴンドラ内部は何にも無いガランドウです、これでは「資料があったら作ろう」と思ったりしたらまた押入行きです。
参考資料:スコードロンシグナル出版の「フレンチボンバーインアクション」、レプリック2002年127号の他インターネットでの実機写真、作例等


リベットをヤスリ落としたら図面を見ながらパネルラインをスジ彫りします。



主翼の内側は何も無くて力を加えるとベコ付くので余分なランナーを柱にします。これで充分な強度が出ました。



主翼を取付ける前にコックピットにかかる差し込み口を切り取って内側を塞ぎます。



大きな窓ガラスは一枚ずつ切り離しひけを均してあとは透明になるまで根性で磨きます。


小物の工作は面倒だけど結構楽しいです。操縦桿は操縦士、副操縦士が1階と2階に分かれているので上下ハンドルを1ミリの真鍮線で作ります。



胴体左半分にシートやナビゲーターのデスクを取り付け電気スタンドも作りました。ゴンドラ後ろの部屋は何か分かりません。粗末な作りですが見えなくなるのでこれでいいのです。


胴体右半分には0.5ミリ角棒ではしごを作りました。酸素ボンベ?や雑嚢、これにはフタとボタンを付けました。


カウリングの後ろには2ミリの丸棒にピンバイスで穴を開け排気管を付けました。これがあるのと無いのでは見た目が違います。


エンジン前面のカバーはキットの部品を一回り小さくしてお椀型に加工しました。エンジンはジャンクの中に零戦の栄エンジンを見つけたので左右に分けて付けました栄エンジン付きのアミオ143強そうですね?


ゴンドラの窓ガラスはかなり汚してしまいました。ピトー管取付け忘れです。


分厚くて幅広の主翼も魅力的?です。そうそうデカールは全然ダメです。トリコロールの青は紺色で濃すぎます。赤と白はスケスケで下地が見えてしまいます。 デカールを貼るところにはツヤの白を吹きます。青も後から吹きます。垂直尾翼の3のデカールは大きすぎなので80%縮小です。



夜間塗装ですので下面黒上面カーキですがミスターカラー55番はつや消しのため、1、4、7、11番で調色それらしい色になりました。



下面の黒色は2、13、3の調色です。フラップにはヒンジを付けました。夜間作戦用には本当は排気炎防止板が付いてますが省略です。



ゴンドラの窓ガラスはかなり汚してしまいました。ピトー管取付け忘れです。



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