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(Photo) 38(t)の末裔 Pbv301装甲兵員輸送車
by コルディッツ
AFV実機写真
高校生の頃に夢中で作っていたプラモデルの一つに、フジミ76の38(t)戦車があります。チェコで生まれドイツで発展した38(t)系列には、スウェーデンに傍系があり、こちらはm/41戦車→m/43自走砲と発展しましたが、さらに装甲兵員輸送車Pbv301の車台として利用され、1971年まで配備されていました。
第二次世界大戦の戦禍を被らなかったスウェーデンは、戦後に220輌ものm/41戦車が残っていたので、これを全てPbv301に改造することとし、185輌を兵員輸送車に、20輌を指揮車に、15輌を観測車にしました。
エンジンは航空機用エンジンに換装して左前方に移し、元のエンジンルームに兵員8名を収容、操縦手と車長の2名はタンデムに配置としています。
武装は退役したサーブ21Rのボーフォース20mm機関砲を装備するという、やり繰り上手なスウェーデンらしさを感じさせます。
Pbv301
オートテック博物館(ジンスハイム)にて 2012年11月撮影
アーセナル戦車博物館(アーセナル)にて 2014年6月撮影
館外(上)と館内(下)ですが、館内のPbv301は後部ハッチが開いているのに、
m/41戦車の対面で逆上せ上がった直後で、中を覗くことも忘れてました…
ソミュール戦車博物館(ソミュール)にて 2016年8月撮影
今回は中を覗き込むことが出来ました(笑)
後部ハッチだけでなく、天井ハッチも開けられていました。さすがにソミュール、
見せ場をよく分かっていると感心しました。
後部ハッチから除く兵員室。右奥が操縦手席、その左がエンジン。
サーブ21Rから移設したボーフォース20mm機関砲
操縦手ハッチからも内部を覗けました。
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