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特集 グラマン ジェットファイター

(Photo) 雪辱ならず F9Fクーガー

by  コルディッツ
博物館写真

 朝鮮戦争における空中戦の主役は、米空軍のノースアメリカンF86セイバーと、中国義勇軍と北朝鮮空軍(ソ連空軍兵士を含む)のミグ15で、どちらもメイド・イン・ジャーマンの後退翼を具えていました。
 米海軍の投入したグラマンF9Fパンサーは直線翼でしたが、優秀なパイロットと支援組織及び搭載火器のお陰で戦争を凌ぎましたが、ミグ15より劣るのは明白でした。
そこで海軍はパンサーの性能向上、特に後退翼化をグラマン社に望み、それに応えたのがF9Fクーガーでした。
 最大速度、上昇限度、航続距離、爆弾搭載量のどれもパンサーを上回り、空母での運用も続けた成功作となりました。戦闘機型に加え写真偵察機型、複座練習機型も生産されましたが、しかし朝鮮戦争には間に合わず、以降も本格的な空戦の機会はなく、雪辱を果たす事は出来ずに退役しています。


グラマンF9F8クーガー  131232/D
 航空博物館(シアトル)にて     2009年10月撮影





グラマンF9F-8Pクーガー 1962年以降はRF-9J 141702/PP-87
 空母ミッドウェイ博物館(サンディゴ)にて 2013年4月撮影
 同博物館は前代のF9Fパンサーもコレクションしていますが、
私の拝観時は 残念ながら展示はありませんでした。

















(おまけ)   グラマンF-11A 141821/205
 空母ホーネットⅡ博物館(アラメダ)にて  2013年4月撮影



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