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特集 タミヤのプラモデル

(Photo) 初代ジェット戦闘機 グロスター・ミーティア

by  コルディッツ
博物館写真

 タミヤの英国びいきは、何故か私の波長の合うのが多く、つい購入してしまう事があります。ミーティアもその例に漏れませんでした…
 英軍需省はジェット戦闘機を実用化しなくても、WWⅡは勝てると読みきったので、開発は手の空いていたグロスター社を指名しました。その熱意の無さを反映してか、ミーティアは連合軍初のジェット戦闘機なのにパッとしません。
 20機製造された量産試作型F.1は、搭載したウェランド遠心式ターボジェットエンジンの信頼性が低く、エンジンを換装した本格量産型のF.3は、ベルギー に進出するも、Me262との交戦する機会なく終戦を迎えます。もしもヒトラーがロンドンにV1の標的にしなければ、実戦配備はなかったのでは。
 戦後はパワーアップと改良を行い、オーストラリア空軍配属機は朝鮮戦争でミグ15と交戦していますが、歩が悪かったようで…
 斯くの如く性能や戦果は凡庸ですが、英国風の曲線に包まれた形状と旧式な風防、これはマッチボックスに該当しますが、拙速工事風の機首レーダーのスタイルなどを見ていると、つい購入してコメントしたくなる魅惑的な機体だと思います。


グロスター ミーティアF9/40 DG202/G ファースト・プロタイプ
 王室空軍博物館(ヘンドン)にて       2016年4月撮影









ミーティア F4 43-461
 デンマーク技術博物館(ヘルシンガー)にて  2008年12月撮影





ミーティア F4 1-69(英空軍ではVZ409)
 軍事博物館(スーステルベルグ)にて  2015年7月撮影





ミーティア T7(F4を基にした複座練習機) A77-707(英空軍ではWA118)
 国立オーストラリア航空博物館(モーラビアン、メルボルン郊外)にて 
 2010年8月撮影  



ミーティア F8 WH301
 王室空軍博物館(ヘンドン)にて   2016年4月撮影



ミーティア F8 A77-707(英空軍ではWK685)  2004年8月撮影
 ジェット・ファイター博物館(パラフィールド、アデレード郊外)にて   



ミーティア F8 WH714
 マルタ航空博物館(タ・アーリ)にて      2012年1月撮影  



ミーティア NF11(T7を基にした複座夜間戦闘機) NF11-14
 ドイツ空軍博物館(ガトウ、ベルリン郊外)にて      2014年8月撮影  



さすがドイツ人、エンジンを取り外さずに見せてくれます。 





ミーティア NF14(複座夜間戦闘機、バブルキャノピー採用) WS774
 マルタ航空博物館(タ・アーリ)にて           2012年1月撮影  



ミーティア NF14(複座夜間戦闘機、バブルキャノピー採用) WS843
 王室空軍博物館(コスフォード)にて撮影         2016年4月撮影  




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