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特集 三菱&中島

三菱96式4号艦上戦闘機 ( ファインモールド1/48)

by  田口博通 Hiromichi Taguchi




 ファインモールドから新しく発売された1/48九六四号艦戦を作ってみました。
ニューキットレビューを兼ねてと考えていたのですが、、、
完成してから箱絵と比べて あれ? 誰にでもおわかりになるようにキャノピー下部の形が違います。ここは箱絵が正しい。
 原因は 機銃カバーが角張りすぎで、それに沿って、キャノピーの形を設計したからだと推測されます。でも、これでは零戦のキャノピーです。
念のためマルメカNo.28を開いてみましたが、やっぱりダメでした。
 キャノピーはその機の顔を決める重要なパーツなので、ここをミスると その機体らしくなくなり、全体のフォルムに響きます。
 全体の中でミスはここ一点ですが、ファインモールドらしくない痛恨のミスで残念です。ファインモールドさんには早急な修正を望みたいところです。

 という訳で、今月号の表紙に使用できるかと迷いまして、結局、キャノピーのアラが目立ちにくい後方からの写真という 表紙写真としては異例の方角を選択しました。

箱絵



 写真は コクピットが塗装できたところです。
すっきりとしていて、精密なモールドでした。
 エンジンは精密でしたが、カウリングが上下2分割で実物カウリングと違う分割で、実機にはない部分にカウリングの継ぎ目ができます。
エンジンを組み込まなければ、カウリングの接着継ぎ目の修正もできず、塗装もできません。
もう少し、キット設計に愛情が欲しい所ですね。



 今回は綺麗なソリッドモデルのような塗装イメージで作ってみました。胴体のシルバーにはガイアのブライトシルバーを使用しました。昔のグンゼ8番シルバーのようなアルミ色でアルミドープ塗りの機体には最適です。尾翼の赤はMrカラーのシャインレッド使用。  このキット 優れている所は、タイヤが後付けできます。タイヤが回転する必要はないので、こういう工夫は嬉しいです。
 
 キャノピー部の修正を試みる方は、まず機銃カバーをなだらかに修正し、その上で、キャノピー型を作ってキャノピーを塩ビかアクリル板で絞り自作でチャレンジとなります。




 完成すると、主翼も薄く、ピンと張り、綺麗な機体が再現できました。 キャノピーのミスが惜しいの一言につきます。





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