コックピットは前後席一体の床板にサイドコンソールまで造りこんであり、これを胴体内面に入れるだけ。これに椅子2個と操縦悍2本、防幻覆いを載せれば出来上がり。昨今のキットと比較すると簡素だが、40年くらい前のキットだとすれば充分な造り込みだといえる。主脚の基部はおそらくこの時点で組み込む想定らしいが、それでも支柱の組み込み方が分らない。私は塗装後に組み込めると考えたので、ここでは接着しなかった。前脚基部も同じで、後で接着方法を考えることにした。これで左右胴体パーツが接着できた。
主翼は一般的な上下分割。胴体との接着は、取り付けのガイド板を切り落とし、面を均して隙間を極力減少させ、後縁を少しだけ薄くした程度が加工点。前縁にあるライトカバーの透明パーツは合いも形もテキトウなので、接着面を黒で塗って軽く接着した後で瞬間接着剤を隙間に充填、固まってから主翼に合わせて削っておく。
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水平尾翼は下反角の角度指示がない。まあ、テキトウに下げておく。
エアインテークはベーンと半円の入口を接着するだけだが、予想したくらいのガタがある。削って、少しだけパテで均せば、それなりに形になる。
胴体下面のガンパックは単体パーツなのだが、特にタテ方向でソリの形が胴体と合わない。これを削りあわせるのは大仕事とみた。そこで前後2つに切り分け、切断面の角度を削りあわせて胴体に沿わせることにした。これは正解で、簡単に処置終了。
風防は比較的合いが良い。僅かな削りあわせと隙間埋め作業でOK。 |