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特集 ハセガワのプラモデル

  F4U (ハセガワ 1/72)

by GRIFFON



 ハセガワといえば1/32飛行機シリーズや1/72の自衛隊機が特徴です。

最近はSUNNY TRUCKとかホンダN360とか 中々良い物を出してくれていますが スロットカー以降、この分野(車)から手を引いていた為、出来の悪い古い製品が少ないのが幸いしているのでしょう。

【1/72に限って言えば】色々と出てはいますが どーしても作りたいというより 有るから作るといった感じで何かピンとくる物がありません。
ハセガワのB-24は商品としては良く出来ていますが実機の持つ無骨さが感じられません。レベルのリベットや外板の重なりがある方が実感があり見ているだけで作りたくなります。
うまく言えないのですが出来は良いのですがレベルの箱を開ける時のような高揚感がなく訴えかけてくる物がありません

疾風を作った時も何か物足らずリベットやネジを追加しました。
F6Fを作った時もMONOGRAMのF8Fを完成させた時ほど達成感がありませんでした。
(疾風やF6Fが欲しいからハセガワを作るがハセガワである必要はない)

ハセガワのI-16,Mc202,MS406もあまり感動がありませんでした。(HELLERのMS406の質感は何度見ても飽きない・・・)

これは世代によって感じ方が違うから仕方が無いんですかね・・・



 今回、ハセガワの模型ということで色々、考えたのですが何も浮かびませんでした。
1/32や1/24にはコレといった物(featured product)があるのですが・・
逆に言えばラインアップが至れり尽くせりで何でもあるので空気のような存在なのかも。

どれを作っても達成感があまり無いのですがどれでも良いということでもあるので 目に付いたF4Uとしました。
80年代に、ハセガワがF6FやF4Uを出してくれたのはありがたかったですが
何で今頃という気もあり箱を開けても 作る気が起きず今まで放置してしまいました。
F4Uは飛んでいる姿が一番なのですが 着陸姿勢との両立を、どうするか目途が立たなかった事もあります。
(35年たってしまいました。50年近くモデラーしててF4Uの完成品が無い)




 レベルのF4U(多分43年前)も残っていたのでこれも作る事にしました。
出来が悪くて忘れていた物ですが不思議とやる気が出ます。(ん!脱線してきたゾ)

もちろんハセガワとは比較になりませんが羽布部のテクスチャ等、魅かれる所があります。

胴体の太すぎとキャノピ、エンジンがネックですが現在のテクニックで何とかなりそうです。

胴体後半は全体的に2MM弱幅が広いので垂直尾翼を切り離し接着面を平行に1MMずつキャノピ前は0.5MMずつテーパに落とします。
これで大分良くなります。

TURTLE BACKが少し低くなりますが元々、低いので修正すればOK
上半分のボリュームが落ちた分はプラ板で修正

エンジン、キャノピがダメですがんな物は作り直せばよろしい。
キャノピ回りは胴体との接合部が大分、違うので修正・・




 ああ、そうでした 今月はハセガワ特集でした。キットは・・・まあ申し分ありません。

出来が良いのに、なぜか高揚感が無いのは何故でしょうか。人により考え方も違うでしょうが 多分・・何かが足りないのか・・

箱絵を図面にしたら購買意欲は減るでしょう。(一部の人は喜ぶでしょうが)
飛ぶはずも無い模型が箱絵で飛んでいるのは夢を提供して購買意欲をあおる為です。
一時はやった完成写真パッケージより絵の方が良いに決まっています。

外形図を、そのまま模型にしたらどうでしょう。 テクスチュアが無いと言う点では昔のFROGも同じですがマニアックな機種選定と出来の良い物のデッサンの良さが魅力でした。
これにテクスチャの良さがあればさらに良いですが上記2点で十分夢を満たしてくれました。(いくらFROGでも、メジャー物で出来の悪い物は買ってません。)

プラスαの夢の部分が無いということでしょうか。

CADで設計して精度は申し分無いのに製品に魅力が無いものにHOBBY BOSSの1/72やハセガワのP51Bがあります。

精度は甘いが不思議と魅力のあるレベルには、この夢の部分があるのでしょう。





 ハセガワとレベルの主翼下面を比較してみます。
 レベルはクーラフラップやフラップヒンジ(オーバサイズですが)の感じが良いです。

 ハセガワも良くは出来ていますがクーラフラップが筋堀りだけでとても開くように見えません。部分的に凹堀りにしてアクセントを付けているレベルとは違います。

 比較をして何となく見えてきましたがこの辺で差が出るのでしょうか。(レベル贔屓かもしれませんが、さすがにレベルでも飛燕や隼を直そうとは思いません ダメな物はダメです。それでも、ロクな国産キットが無い頃にラインアップにとりあげたレベルには嬉しくなりました、箱絵だけでも楽しめます。)

何というか実物らしさが感じられないというか・
機首パネルは取外し式ですが、パネルラインが筋堀りと同じで開くようには見えません。上面の給油口もありません。(レベルは給油口もビスもあります) デカールがあるから筋堀りはいらない という事でしょか。
 キットとしてはダメなレベルですが何とも言えない主翼の良さは捨て難いです。

 脚庫の浅さはハセガワの悪い伝統です。エンジンも中途半端です。もう一歩、実機に迫ろうという気迫が足りません。

プロペラや脚の出来は秀逸です。(別売りして欲しい・・・) こうゆう物は機械的に作って良いからでしょう。

精度やスケールは良いが詰めの甘さとセンスが悪いのがまずいのでしょう。
(表現が単調でメリハリが無い/逆にジェット機には向いています。)結局は設計者のセンスと情熱でしょうか。

この辺は意見の分かれる所ですがハセガワは、これで良いと思っているのでしょう。

モータを入れ、主脚カバーを開閉式にして【1/72 飛行機を飛行姿勢と着陸姿勢で作ろう】第5弾です。




 45年前にフジミから始まって、レベル、AIRFIX マッチボックス、ハセガワと一通り買ってきましたが ハセガワ以前は、どれも出来が悪く ハセガワが出ても作る気が無く
脚の引き込みも欲しいとの思いもあり とうとう21世紀まで引きずってしまいました。
(このパターンで【蜜柑山:MIKANYAMA】になったわけで・・
【MOUNTAIN OF UNASSEMBLED KIT:MOUNTAIN OF mandarin orange tree
MIKANSEI(incomplete):MIKAN(mandarin orange )】

計画性が無いと言われれば、それまでですが
ついつい買ってしまうのが、モデラー・・)



【ハセガワの模型】(1/72に限って言えば)
記憶ある一番、古いものは1/70のP-51や1/90のF4です。この頃は本当に大した物ではありませんでした。

飛行艇や1式陸攻、F86、F-104等の時代も長かったですが、いまいちでした。

フロッグとの提携は、うれしかったです。

70年代の零戦やFW190、ME109は本当にガッカリでした。飛燕やP51、SPIT、水偵はそこそこ良く出来ていたのに・・

マニアの金型を買い取って安く出してくれたのはハセガワの良心の部分でしょう。97戦はキャノピを作り直してくれました。

80年代の隼、疾風、雷電、紫電改、F6F、F4U・・は本当にうれしかったです。(出た事が)WW1ロータリーエンジンを出してくれたのもありがたかったです。
(専務様、批判が多くて済みませんが1/72は、どれも3個以上買ってます。)

が、その後がいけません。
90年代に1/72のペースが落ち、あろうことかME109Gは焼き直し、新P51Dは前より悪くP51Bに至っては何をかいわんやでした。
タミヤやモノであれば品質が一定しているのですが・・ 時々、変な物が出るのはハセガワの体質でしょうか?

地道に、地味な機体や自衛隊機を出してくれたのはありがたいのですが(F86はフジミに出しぬかれた)華が無いのはハセガワ1/72の特徴でしょうか。

最近は1/72は半ば放置でコンボという悪癖まで覚えてしまいました。(欲しい物でも馬鹿高いコンボでは買う気も起きません)

古い透明P51を、バカ高く売るのもどうかと・・・ア オシマは古い物には、きちんと説明を入れふっかけもしません
・バンダイは古い物は当時の値段で再販してくれるし部品請求も1個から出来ます。(それが客を増やすことを判っている)

 案の定、近くの模型屋に1年以上売れ残っています。1000円未満で出せば珍しさもあって売れるだろうし透明零戦も出せば、子供の入門キットに最適と思うのですが。


多分、悪い部分(出来、商売)は今後も治らないでしょう。そんなに経営に困っている訳でも無いのにふっかけ(EXPENSIVE PRICE)てくるのは困ったものです。
(それが客を失っていくことになるのに)



 もちろん、ハセガワが無くなったら困ります。1/72 ジェットは良く出来てます。
レシプロも(一部を除き)合格点は付けられます。
が、ヒコーキのハセガワと言いながら過去に零戦,FW190,ME109で裏切られた記憶やその後も変なP51Bや焼き直しのME109G 最近の商売のやり方を見ると【1/72に限って言えば】ほめる言葉が出てきません。
35年も前のF4Uにケチを付けるなと言われそうですが最近はレシプロの新作も無く現行商品で売っているのだからこれを基準にするしかありません。
何より、これ以降 質の落ちた物もあるし間違いなく、この体質は伝承されています。(この時期が、ハセ72のピークだったかも・・)




 こきおろすまでの気は無いですがどうしても、引っかかる所があります。
純粋に模型としてだけ作るのであればこれで良いのでしょうが・・

フロッグ、マニアや最近はICM等をOEMで出してくれるのは、ありがたいですし自衛隊機もありがたいです。休眠している1/72も定期的に【コンボでなく】発売して欲しいです。

次の機会には、ハセガワをほめてみたいと思います。


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