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飛行機プラモデルの製作

三菱 零戦52型丙 (ハセガワ 1/32 旧版)

by 愛知県在住 作者 清水 栄治




作品について
 この作品は2015年11月頃に作ったもので、ハセガワの1/32シリーズのストックがいつの間にか10年20年と経ってしまいました。購入した当時はこんな大きなキットはなかなか作れないなとか、どうせ作るのなら改造やギミックを加えて作ろうかな、などと思っていました。 今現在では購入は殆どしておらず、もっぱら消費することに努めていますが、そんな中で発売当時は雑誌などで注目を浴びた今回のキットですが日本機の中で最高にメジャーなゼロ戦を作ることにしました。私はこのゼロ戦は模型としてはあまり好きなほうではありません。あまりにも有名でまた完成されたスタイルは魅力に欠けるところがあって嫉妬からくるものがあるのでしょうか。




キットについて
 飛行機はハセガワ製の1/32キングシリーズで、発売されたのは30年前くらいで何度か再販されています。古い模型店で運が良ければ手に入りますが入手は困難なほうだと思います。(つい最近リバイバル版がハセガワから発売)キットはその当時のハセガワスタンダードでパネルラインとリベットは凸タイプで組み立てやすさを考慮して部品点数を抑えてあるキットです。おまけでパイロットが入っていますがこれは使えません。 ゼロ戦の特徴はカウリングの再現ですがこのキットはよくできていると思います。しかしキャノピーと胴体後部の絞り込みがシャープさに欠けていて残念なところであります。先回のシュトルヒと同じく翼のフラップや補助翼は本物と同じ布目が表現されていますがこれは大変ありがたいことです。デカールは経年劣化で白色が全て黄ばんでいて使い物になりません。




製作について

 古いキットですので基本通りに作りました。説明書通りに進めれば何も問題はありませんでした。キットの凸リベットはそのままでパネルラインは筋彫りに掘りなおしました。コクピット内のシートベルトは追加工作をしました。
エンジンは正面から見える程度のものがキットでありますが着色をすればそれで充分です。デカールはタミヤの1/32のものを流用しました。日の丸、標識帯は塗装しました。




 塗料はグンゼのラッカー系を使用しました。機体上部色は指定色に少し黄色を混ぜて明るい感じにしました。パネルラインはタミヤのエナメル塗料で仕上げました。 最後に3/4艶消しクリアーを吹き付けて完成です。おまけで滑走路らしき台座を作りました。




全体をとおして
 ついにゼロ戦をつくりました。相当昔にタミヤの1/50?とかエルエスの1/72などを作った以来です。いざ作ってみるとスタイルの良さはよくわかりました。戦後生まれで戦争を知らない世代ですが小学生から中学生にかけて教科書やノートに毎日ゼロ戦の漫画を描いていたことを思い出しましたが、そのころはゼロ戦の何にあこがれていたのでしょうか? 戦争はしてはなりませんが技術の推移としての戦闘機等にはそれなりの役目があり美しさがあると思われます。今後もレシプロ戦闘機を作っていきたいものです。




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