同誌にはちょっと嬉しいオマケ記事もあり、そのひとつがT-38タロンを改造した宇宙練習機N-205が紹介されていたこと。この構想機は『航空ファン』1960年6月号に紹介されていたのだが、続報がなく、私にはナゾの飛行機だった。構想図を見るとT-38タロンのキットからデッチアップすれば出来そうで、ちょっと興味をもっていたのだが、これで私の捏造模型が可能になった。私の空力的な見識は怪しいのだが、F-104A、T-38タロンの翼平面形は、X-15に類似している。そこに当時なりの宇宙を目指す航空機に対する適正があったのかも知れない。 |
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F-104系では、JF-104、レッドバロン機も収録されていて、F-104のファンならばぜひとも入手をお勧めしたい内容になっている。他にX-1Bも紹介されている。扱い機種はどれも超マニアックなのに、税込み2,376円で月刊航空雑誌2か月分よりも安いのは特に嬉しい。こういう本は刷ってある数は少ないもので、だいたい、なくなってから欲しくなって探し始めるものである。あるうちに買っておい たら良いと思う(私は買ったから大丈夫)。 |