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特集 今は無きメーカー フロッグ

Barracuda (HASEGAWA-FROG 1/72)

by GRIFFON




 結構、残ってましたFROGのKIT。
( 24個:1年頑張れば完成出来るか・・)
HASEGAWA-FROGのBarracudaも未開封のままでした。

胴体側面に大きな窓があるのに中はカラッポ
コックピットも何もありません。
そのまま作る気になれず
買ってから45年たってしまいました。

やっと資料が集まるようになったので
手を付けました。




さすがは英国兵器、???な所ばかりです。
どうやったら、こんな変な形になるんでしょうか。
後部座席は深いコックピットの底にあり
側面の大きい窓で、眺めはよかったでしょう。
(何だか屋形船のような・・)

これで胴体着陸したら・・




・コックピット追加工作
・脚庫隔壁追加
・脚はピンを追加して上げ/下げ差し替え
・ARRESTING HOOK 追加
・ラジエタ/ダクト追加
・モータを追加




【FROG】
初めてFROGを知ったのは1970年の航空ファン
での1/72 P-40Bの製品紹介でした。

当時の、うすらぼけた国産KITに比べれば
夢のようなKITでした。

HASEGAWA-FROGが発売された時は
うれしかった事を覚えています。

当時の日本では絶対、発売されない物でした。
ハセガワなので入手しやすく値段も安くなっていました。
特に箱絵がすばらしくFROGの
地味なパッケージの比ではありません。

提携の話はFROG側からだったんですね。
当時は、ハセガワからだと思っていました。




そんなFROGも勢いが無くなり1970年半ば
にF4Uを出した時は出来は良いのに
元気が見られず、どうした物かと思っているうちに
倒産してしまいました。

それでも店頭在庫は、まだあったので
こつこつ探し歩いて集めたものでした。

FROGが倒産した事は、惜しいことですが
いつまでも細部は省略、コックピットも無し・・
何の進歩も無いのでは当然の事です。

製品自体(機種選定)に魅力がある事は
その後に色々なメーカから再販売された事が証明しています。

とはいえ、機種選定がマニアックすぎて一般受けはせず
やっと気が付いて He162,DO335,AR234等を出すのが
遅過ぎました。



GANETやBarracuda、WYBURNでは、あまり売れんでしょう。
(好きだけど)
せめてデカール、パッケージ変えをしていれば
もう少し何とかなったと思うのですが。
昔のAIRFIXもそうでしたが
英国病でしょうか・・(怠慢 奢り)

EncoreというメーカでBORFORTに新デカールと
エッチングパーツを付けて発売していた事があります。
(FORMERLY RELEASED FROG と書いてありました)
出来の悪い部分(カウリング、エンジン等)も
直せば、まだまだ売れたと思うのですが・・




 古いKITを売り続けるメーカも多いですが
昔、100円、200円だったKITに1000円、2000円
の値段を付けるならば
それなりのUP DATE PARTSを付けるとか
型を修正するとかして欲しいものです。


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