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(Photo)祝生誕40周年 BAe シーハリアー

by  コルディッツ
博物館実機写真

 昨年暮れにパソコンが作動不良になり、パソコンにファイリングしておいたヒコーキの写真資料が取り出せなくなりました。幸いSDカードは無事なのですが、ファイリング再作成は時間がかかりそうで、少し頭が痛いです。
 そんな訳で、ご紹介させていただく写真は、取り出し容易な直近のモノが多くなってしまい、真に申し訳ございませんが、よろしくお願い致します。
 さて今回は1978年8月20日に初飛行したBAeシーハリアーの生誕40周年を祝いたいと思います。フォークランド紛争(1982年)の時に、はるばる英国からアルゼンチンまで遠征した空母インヴィンシブル。そのスキージャンプ甲板から離陸するシーハリアーの雄姿をTV画面で見て、胸を躍らせたのは、まだ昨日のような気がしています。海軍航空隊博物館ではシーハリアーFRS.1を、その離陸シーンを再現して展示しています。
 フォークランド紛争で、シーハリアーは導入したばかりの新型空対空ミサイルAIM-9L サイドワインダーを装備して艦隊防空をこなし、アルゼンチン空軍との対戦スコアは23機撃墜、被撃墜0機と好成績でした。しかし無誘導爆弾を懸架しての地上攻撃では2機撃墜され、その他にも事故で4機失い、英軍の損害も意外に大きかったようです。
 シーハリアーは戦後開発された能力向上型のFA.2を含み、生産数は111機。
 英国海軍とインド海軍で使用され、英国では2006年、インドでは2016年に退役していますので、FRS(戦闘/偵察/打撃).1の雄姿を、もう見ることはないのは残念です。


 ブリティシュ・エアロスペース(BAe)シーハリアーFRS.1 XZ493/N-001
 艦隊航空博物館(イルチェスター)にて   2016年4月撮影
 艦隊航空隊のペンギン塗装は、英国機にしては珍しく芸術的だと思います。  

















ホーカー・シドレー ハリアーGR.3 XW919/W
 ポーランド空軍博物館(クラコウ)にて    2011年5月撮影
 ハリアーGR.3がシーハリアー開発の母体になりました。
 フォークランド紛争でも空軍のGR.3が空母での運用可能
に改造を受けて、対地攻撃に従事しています。
 ポーランド空軍博物館の英文ガイドブック発刊後に移籍
したようで、どうして在籍しているのかは不明です。





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