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特集 傑作

(Photo)傑作機Bf109FとフロッグBf109F(未完)

by  コルディッツ
博物館実機写真

 「傑作機」と聞いて、即思い浮かべるのはBf109Fです。Bf109系列の中で最も洗練されたフォルムで、機動性の高い機体だと思います。F型を自由自在に乗り回した「アフリカの星」の活躍も相まって、プラモデルもF型を中心にしようと思った時期もあります。しかし約40年前の高校生ー大学生の頃は、自分のコレクション・サイズの72では、フロッグの物だけで思うように入手出来ず、レベルのE型のように量産できなかったのが心残りでした。
 フロッグのキットは、レベルやエアフィックスのG型の中でも、一番スマートで作りやすく、ずっと私の頭の中では、実機共々「傑作機」でした。
 そんな訳で「特集 フロッグ」投稿を目指し、Bf109F製作を進めてきましたが、お恥ずかしながら「特集 傑作機」の締め切りを迎えても未完です。その理由は色々ありますが、最大の理由は優柔不断で「どの塗装のBf109Fにするか」決められなかった事です。最初は自分の見た残存機に準じようとしたものの、防塵フィルターを装備していないことに気がつき、F型と言えば防塵フィルターという刷り込みがあるので、方向転換するなどブレが大きすぎました。そこに持ってきて。老眼と手指の巧緻性低下で、組立中・塗装中に何度も床に落としてしまい、埃まみれにしたり、プロペラを1枚折って行方不明にしたりと、少々焦ることが多かったです。とは言え、少しずつ工作は進み、ペラも発見したので、今回の特集で報告させて頂こうと思いました。詰めが甘くて済みません。




 このキットは、確か2006年7月のダックスフォード・エアショー会場の、フリーマーケットで£4=¥500で購入した物です。箱はボロボロ、デカールもアウトでしたが、パーツはしっかりしていました。
 上面色のサンディブラウンはクレオスのNo119そのままですが、後述の王室空軍博物館のBf109Gと比べて、ブラウンが強い感はありました。しかし小学生の時に作ったレベル32のBf109Fで、レベルカラーのサンディブラウンNo19が入手出来ず、自作した上面色とソックリなので、そのまま採用です(笑)



40年前は憧れの防塵フィルターでしたが、現在の目で見ていると
不満で、ハセガワのキットから防塵フィルターを移植も検討中です。
 なおペラは折れたまま、キャノピーは載せただけです。



第一次理想のBf109F。防塵フィルターを見落とすとは!
 カナダ空軍博物館(オタワ郊外)にて   2004年7月撮影



Bf109Gの防塵フィルター。実機を見てしまったデメリットですね。
 高校生の頃はフロッグので十分満足できたのに。
 王室空軍博物館(ヘンドン、ロンドン郊外)にて  2016年4月撮影



フロッグ(とエレール?)の防塵フィルターは、マッキMC.202を
参考にしたような気がします。
 イタリア軍事航空史博物館(Vigna di Valle)にて 2017年12月撮影



タミヤ48のBf109G6は、フィンランドの残存機を取材したようです。
 Bf109Fの残存機はオタワとモスクワとヨハネスブルグだけと思われ
ていて、個人で行き易いのはオタワだけでしたが、フィンランド空軍
博物館も、JG5が使用したFを保有しているようです。タミヤはFの
取材も済ませ、48で完璧なF型をリリースするかもと、楽しい妄想を
描いています(笑)
 中央フィンランド空軍博物館(ティッカコスキ)にて 2013年11月撮影




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