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　　　P51 マスタング　Ｄ型　(エアフィックス　1/48)

by Y大佐

　昨年末にリリースされたエアフックスのＰ５１Ｄ型を紹介します。
エアフィックスのＰ５１は最新のキットだけあって、とても良く考えられたキットです。

　箱を開けるといつものライトブルーのプラで成形されたメリハリの効いたモールドの部品が目に飛び込んできます。
印象的なのは、部品が３Ｄパズルのように立体的に組み合わせるようになっていることです。
例えばハセガワなどの従来のキットでは、胴体は左右の部品を組み合わせることが多く、胴体の中心部のモールドは金型の関係上どうしても甘くなってしまう傾向がありましたが、エアフィックスのキットではエンジン上部のパネルは別部品になっていて、エンジン上部のモールドもしっかりと再現されています。

　また、胴体後部も外部パネルごとに立体的に強固に組み合わせるようになっており、部品の継ぎ目の処理も楽にできるようになってます。
ただし、キットの設計は良いのですが、製造上の精度がイマイチなのか、金型の上下に微妙にずれがあり、垂直尾翼の下部やロケットランチャーなど段差の修正に手間取るところもありました。
プラは柔らかくて修正がしやすいのですが、うっかりすると削りすぎてしまうので注意が必要です。

　キットに付属するデカールは発色は良いのですが　マークソフターがとても効きにくいので注意が必要です。少なくとも、私の使っているクレオスのMr.マークセッターでは歯が立ちませんでした。
デカールは他をあたるか、もっと強力なマークソフターを探した方が良いと思います。

　Ｐ５１の美しい機体には、美しいノーズアートが映えると思ったので、ハセガワのＰ５１ノーズアート仕様のキットからデカールを流用しました。機首のチェッカーマークは塗装で再現しています。
銀塗装は、クレオスのスーパーファインシルバーを使い、軽くウォッシングしています。
デカールを貼ってからデカール保護のために光沢クリアでオーバーコートしました。

エアフィックスのキットは多少、手間の掛かるところもあり、デカールはイマイチですが
迫力のあるＰ５１を再現した傑作キットだと思います。

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