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(Photo)祝生誕80周年 フェアリー・アルバコア

by  コルディッツ
博物館実機写真

 フェアリー・アルバコア複葉雷撃機は、1938年12月12日に初飛行ですので、生誕80周年になります。先代のソードフィッシュ複葉雷撃機を更新するために製作されましたが、1944年に早期退職し、ソードフィッシュの引き立て役に終始した悲運の機体であります。
 私がこの機体を知ったのはフロッグの箱絵だと思いますが、複葉機なのに密閉キャビンという作りが気味悪く思えて、残念ながら手を出しませんでした。
 ソードフィッシュは1934年初飛行、1945年引退と長命な上、戦艦ビスマルク撃沈で功績を上げ、現存機も多く、エアショーで飛行する機体すらあります。
 なのにアルバコアの現存機は、英艦隊航空博物館に展示されている1機のみです。ヒコーキ拝観を信条としている者にとって、この格差は不条理で、負け犬のアルバコアに愛おしさを感じるようになりました。(フロッグ・キットを購入しなかった負い目もありますが)
 そんな訳で2016年に艦隊航空博物館を再訪した時は、アルバコアへの愛で胸が張り裂けそうになっていましたが、何と展示されていませんでした!
 博物館の宿命で、展示機の定期入れ替えの時期に当たったのでしょうが、落胆しました… まぁその直後に現役時代の塗装を再現したマートレットやコルセアを拝観出来たので、帳尻は合いましたが。
 そして生誕80周年の年になりました。アルバコアの名誉を些かなりとも挽回したく、初回拝観時(2004年1月)の写真を紹介させていただきます。


 Fairey Albacore  N4389  4M
 艦隊航空博物館(ヨービルトン)にて     2004年1月撮影
 この機体は、墜落現場からN4389機とN4172機の部品を使って組み立てられました。











おまけ)    Fairey Swordfish Mk.Ⅱ HS618
 艦隊航空博物館(ヨービルトン)にて 
 上 2004年1月撮影
 下 2016年4月撮影
 人気者はとことん優遇される典型的な事例かと。






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