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特集 定番キットを作ろう

 マッキMC202フォルゴーレ (ハセガワ 1/72)

by 寿




 定番キット作ろう、ってことで選んでしまったのはイタリアのコイツ。でも同梱されていたデカールはエアロ・マスターなので正確には定番とはびみょーに違うんだけど、「模型店の棚で埃をかぶってたキット」ってコトで勘弁して下さい。発売も1995年と20年以上昔だし・・・・  制作途中の写真は何故かありません。気が付いたらデジカメから消滅していたというこの不思議。またやっちまいました。やっぱバックアップは小まめに取って置かないとイカンね。っつーかパソコンのフォルダにコピーしたことを確認してから消せって話です。皆様もお気を付け下さいませませ。




 それは兎も角このキット、シンプルな構成ながら流麗な機体を良く捉えたナイスなプロポーションであります。流石のハセガワ様、ぬかりは無いね。組みやすくてそこそこに緻密。山椒は小粒でもぴりりと辛い、ってヤツ?  昨今の鬼のような超精密キットにはほど遠いですが、大量に買って一気に組み上げ、塗装やらデカールなどでのバリエーション違いでずらっと並べてみたいと思わせる素敵キットですわ。




 最近はあんまり見ないな~こんな商品。ちょっと前に食玩の皮を被った半完成キットが多量に出回った時期がありましたが、今はあっちがこの手のニーズを吸収してるんでしょうかね。もう安価なナナニイっていうのは時代遅れ?プラモデルが男の子の嗜みだった頃の残滓なのかな~実際プラモを趣味にしてるのはもうオッサンばかりだしなぁ。ガンプラ世代だってアラサーアラフォーは当たり前、へたすりゃアラフィフだし・・・・
 まあ購買人口が減っちゃったのは仕方が無い。だから皆様も子供の頃とは比べものにならないくらいの資金力を駆使し、じゃんじゃん買ってじゃんじゃん作るのがよいのであります。買う人間が1/10になったのなら残ったモデラーが10倍買えばよいのであります。1/100なら100倍じゃ。雨後の竹の子のごとく湧き出てくる中国系のメーカーや新製品ラッシュがなんぼのもんじゃい。




 もちろん当然至極、作るのも忘れないよーに。古かろうが新しかろうが千切っては投げ千切っては投げ。「考えるんじゃない、感じるんだ」プラモは脊髄反射で作るもの、小難しい資料は脇に置いといても人生には全く支障ないのであります。
 そうすれば見る見るうちに山のような完成品が。おお、未来は明るいじゃありませんか。
 悩んでたって何も解決しないしねぇ~

製作の詳細

(写真1)手を入れたのはエアフィルターの蓋を開けて主脚のフォークはプラ板で作ってピトー管を変えたくらい。でも地上ではエアフィルターは閉じてるんで開けなくても良かったナ・・・

(写真2) 脚庫の中はつるべろりん。でも覗き込まれなければバレないから無問題。



(写真3) 筆塗りなんで出来上がるのもあっと言う間。ちょっとトップコートをツヤ消しにし過ぎたのは反省点かも。

(写真4) 実機通り右翼と左翼の長さが違うけど、こうして見てもよく分かんない。「左右同じでもバレないんじゃね?」とわたくし寿めは思うのでありますが何か間違っとりますかね。でもこういった作った者じゃないと分からないこだわりってのは正直嬉しいもので、この辺りの楽しみは制作者の特権というヤツであります。


(写真5) エアロ・マスターの「怒っている蜂」。印刷も発色もフィッテイングも文句なし。

(写真6) 主脚タイヤフォークをプラ板で作ったのはある意味邪道だったかも。出来は確かに良くなったと思うんだけど、「ちょろく作る」って趣旨からは外れちゃってますね。反省。


(写真7) インストとパーツ構成はこんだけ。でもナナニイとしては充分以上です。これが簡易インジェクションキットだとコクピットやら排気管に無駄に緻密なレジンやらエッチングを奢りまくって、その挙げ句に一筋縄じゃいかないモノになってたりしますなぁ。ちょびっとお値段も張ってちょびっと手強い感じで、ある意味モデラーへの挑戦状的な意味合いがあるのかも。
 確かにそれもアリっちゃあアリですけど、お気楽にとはチト言い難い。こうしてみると大メーカーの定番キットというのは実にありがたい存在であります。安心安定いつでも手に入るってことで忘れている人も多いけど、も一度模型店の棚から再発見してみるのもまた一興かと。今まで気付かなかったものが見えてくるかもしれませんよ~





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