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飛行機プラモデルの製作

連載 1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう No.26

ロッキードC-141Bスターリフター (ローデン1/144)

by クラキン



 ジェットコースターのような天候が続いていますが、皆様お変わりありませんでしょうか。
私はようやく花粉症が治まってきて少し楽になりました。

「1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう」の26回目は1/72の半分で、ローデン1/144のロッキードC-141Bスターリフターです。



<実機について>
 C-130ハーキュリーズ成功のノウハウを活かしてロッキード社が開発したジェット輸送機です。
しかし、ペイロード能力に比べて小さな積載容量(細くてスマートな胴体)のためにジェットエンジンのパワーを活かしきれず1964年運用開始から2006年退役までに285機が生産され、米国で運用されただけで終わりました。
同じロッキードのC-130(2500機生産で未だ現役)や後継機のC-17(279機生産、5ケ国で運用)と比べると決して成功とはいえません。
但し、実戦ではベトナム戦争、湾岸戦争の両方で活躍しています。
私が多摩地区に住み始めた30年位前は、横田基地に離着陸するC-141が我が家の上空を頻繁に飛んでいました。
着陸する場合はフルフラップ、脚出し状態で数百mの高度で凄い迫力があったことと、煩かったことをよく憶えています。



<キットについて>
 ローデンの比較的新しいキットで、パーツ数は少なく、いい感じかなぁ・・と思ったら、それ程でもありませんでした。
先ず、筋彫りが浅くあまりシャープではないので、ちょっとだるい感じです。
パーツ精度もイマイチで、アチラコチラ少しづつですが調整が必要です。


デカールはグレー一色のロービジ用1種類しか付いていませんが、できれば白/グレーツートンのハイビジ用も付けてほしかったですね。
このデカールの質もイマイチです。
すぐに台紙から離れるのは良いのですが、硬くて割れ易く馴染みが良くありません。
ウォークウェイラインなんかデカールを使わずに塗装すれば良かったと思います。
全体としては「まぁまぁ及第」ってところです。



<製作について>
 飛行姿勢用のスタンドを自作したことと、主翼の取り付け角度を飛行姿勢に合わせてほぼ水平迄上げて主翼自体も若干上に反らせたこと以外は素組みです。
機体の色がキットの塗装図では良く解らなかったのでネットの画像を色々調べて、Mrカラーの306番にしましたが、少し明る過ぎたかなぁ??
ニュートラルグレーでも良かったかも知れません。



 当コーナーは暫くアメリカ機が続く予定(あくまで予定)です。
次回は同じく1/144でB-52を予定しています。





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