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特集 メッサーVS飛燕

(Photo)Bf109G6/U4 イン オーストラリア

by  コルディッツ
博物館実機写真

 オーストラリア戦争記念館(AWM)に行ったのは、シドニーオリンピックの前、前世紀です。その時の写真は行方不明ですが、Bf109は不在でした。その後いつの間にか登場しましたが、Bf109のためだけにAWMのあるキャンベラに行く気はしませんでした。ところがタミヤがBf109G6をリリースするニュースを聞いた頃、AWMのBf109G6/U4がとんでもなく重要な機体と知りました。
 それは1945年5月に英軍捕獲時の塗装のまま展示されている、世界で唯一の機体だったことです。再訪を延び延びにしていた負い目もあり、「Bf109を見ずに死ねるか」と、誇大妄想な使命感に煽らてしまったのです。
 かくして4月25日の「アンザック・ディ」に合わせて拝観して参りました。
 Bf109については有数の資料が出揃っていますので、改めての紹介は省略させていただきます。グスタフを見た印象は、驚くほど汚れ、荒削りでしたが、本当に「戦闘機」と思わせる獰猛な風貌でした。ネイキッドのBf109G6を拝観 出来て眼福の栄に預かりました。


 Bf109G6/U4  163824(英軍番号、ドイツ軍番号は不明)
 オーストラリア戦争記念館(キャンベラ)にて   2018年4月撮影









エンジンカウルと胴体の隙間は「運河筋彫り」と思いました。



実戦で破損した機体のようで、他機のパーツが再利用されているようです。
 G6/U4の型式に拘らず、現場のハイブリッド型と考えた方が良いのかも。



胴体下部にある数字は、意外に上の位置でした。私は省いていますが…
 数字「5」と「6」の上端が国籍マークで消えています。



方向舵は別機のパーツかと。方向蛇下部の白と赤の横縞は、元の機体の
名残でしょうか? ハンガリー空軍機かと推理しましたが、それだと上下逆。
 垂直尾翼の163824は英軍が付与したナンバーです。



機体下面の状況もショッキングでした。昔、オオタキ48のBf109Gで、
缶スプレーのライトブルーを均一に吹き付けたのを思い出し、赤面です。















RAAFのランカスターを迎撃しているシチュエーション?




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