Home  >ガネット Mk.1 (NOVO(フロッグ) 1/72) > 飛行機プラモデル製作>2018年11月号

特集 時空を超えたプラモデル

ガネット Mk.1 (NOVO(フロッグ) 1/72)

  by 田口博通 Hiromichi taguchi




 私も完成しました! 
webmodelersにもフロッグのガネットが時々登場しますが、その度に 作ってみたい、完成させてみたいと思っておりました。
 が、その度にさらし首パイロットや、脚庫をどうするかで躊躇し、手をつけるにいたりませんでした。
 今回の特集をモチベーションに作りまして、ハセガワフロッグの広告写真を見てから50年、やっと 成就しました。憧れのキットでしたから、日本で完成させた一人となり、正直嬉しいです。日本では何人がこのキットを完成まで至ったのでしょうか? 

これが有名なあのさらし首パイロットたち



 結局、さらし首パイロットも 脚庫もフロッグのコンセプト?を 味として尊重し、そのままと意を決しましたら、なんの問題もなく完成しました。1970年代でしたら、こんな作り方は 自分では絶対できなかったはずです。

キットは脚庫が無い脚庫です。



 完成してみると、パイロットも脚庫も全く気になりません。また、プラ材質が厚く立たせるには機首のオモリをかなり入れる必要があるのは解っていましたので、あっさりと尾部に金属支柱を立て、保持することにしました。



 デカールはもちろん死んでいましたので、10年くらい前に購入した広東キットのデカールを流用しました。
ダークシーグレーとダックエッググリーンのツートンカラー塗装が美しいです。



 キャノピーは透明度が悪いので磨きましたが、それでも今二つなので、クリアを塗り、少し改善できました。
前翼灯は安直にミラーフィニッシュを貼ってごまかしましたが、一見良い感じで、満足です。




 あらゆる所に目をつぶりましたが、それでも翼後縁の厚さだけはしっかりと削って薄くしましたので、すっきりと飛行機らしくなりました。着艦フックは金属線で追加しました。



 このキットもリリースから60年以上の時空を超え、その間にフロッグからノボに金型が渡りましたが、ノボも消滅し、今はどこで金型がさまよっているのでありましょうか。なんだか 「さまよえるオランダ人」を連想します。
 私は都合まだ3個 在庫がありますので、一生 大丈夫ではあります。





  Home  >ガネット Mk.1 (NOVO(フロッグ) 1/72) > 飛行機プラモデル製作>2018年11月号
Vol.123 2018 November.   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
         editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

プラモデル模型製作特集2

TOTAL PAGE