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特集 複座機 

(Photo) FMA IA-58 プカラ

by  コルディッツ
博物館実機写真

 アルゼンチンのFMA(軍航空機工廠)開発のCOIN機で、国内の共産ゲリラ対策が目的でした。ターボプロップエンジン2基を装備した複座機です。
両主翼と胴体の下面に合計3カ所のハードポイントを持ち、爆弾等1.5kgを搭載可能で、機首に20mm機関砲2門と7.62mm機銃4挺を装備しています。
これらの操作は前席のみで可能とのことです。1969年に初飛行ですから今年は生誕49周年でした。
 アルゼンチン国内のゲリラ対策に成果を上げましたが、フォークランド紛争(1982年)ではSTOL性能に優れていたので、最前線に派遣されて、大損害を被ります。英文Wikipediaによると、アルゼンチン軍降伏後に11機のプカラが英軍に捕獲され、そのうち 6機が英本土に運ばれました。それに対して戦果 は英海兵隊のウェストランド・スカウト・ヘリコプター1機を、7.62mm機銃で撃墜しただけでした。


FMA IA-58 プカラ   A-515
 王室空軍博物館(コスフォード)にて  2017年4月撮影
 捕獲され英本土に運ばれた6機の内の1機です。       


  エンジンはチュルボメカ製アスタゾウXVIターボプロップ(978hp)





















  FMA IA-58 プカラ   A-549
 帝国戦争博物館ダックスフォードにて  2009年7月撮影    





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